2017年1月31日、NHKの報道によると、NTTドコモはパフォームグループと提携しスポーツ中継分野に参入する方針を固めたという。
NTTドコモは、スマートフォンの契約者数が伸び悩む中、巨額の資金でJリーグ=日本プロサッカーリーグの放映権を獲得したイギリスの動画配信大手と提携し、Jリーグをはじめとするスポーツ中継の分野に参入する方針を固めました。ドコモがスポーツ中継参入へ 英動画配信大手と提携
総額2100億円といわれる巨額の契約で今季からJリーグの放映権を獲得したパフォームグループの持つ、スポーツコンテンツをドコモの契約者に対して割安で配信するとのことで、Jリーグ以外にもブンデスリーガやMLBなど、およそ130種類の試合が見られるようになると考えられる。
通信業社のスポーツのライブ配信事業は、ソフトバンクがスポナビライブというサービスで先行しており、今回のドコモの決定により通信事業社によるライブ配信サービスが活発化すると見られている。
【DAZN(ダゾーン)】イギリスを拠点とするパフォームグループが運営するスポーツ専用の動画配信サービス。およそ130種類のスポーツコンテンツをライブやオンデマンドで視聴できる。通信料とは別に視聴料として月額利用料1,750円で見放題となる。主な配信コンテンツは、ブンデスリーガやセリエAなどのサッカー、MLB、NFLなどのアメリカンスポーツ、ATPワールドツアーなどのテニス、国内のスポーツではJリーグをはじめ、トップリーグやVリーグも見られる。
【スポナビライブ(SportsnaviLIVE)】ソフトバンクが提供するスポーツの生中継を中心とした動画配信サービス。8ジャンルのスポーツが見放題で、通信料とは別で月額利用料3,000円で視聴できる。ただし、2017年3月分までの限定価格として現在は月額1,500円となっている。また、ソフトバンクの契約者は月額500円でサービスを提供している。主な配信コンテンツは、プロ野球、大相撲、なでしこリーグ、ATPワールドツアー、MLB、サッカーはプレミアリーグやリーガ・エスパニョーラがある。