[特集]日本版NCAAの命運を占う
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車いすバスケ女子日本代表・小田島理恵が困難を乗り越えて掴んだ“生きがい”
パラリンピックの中で「花形競技」と言われている車いすバスケットボール。通常のバスケットボールと同じ5人制で行われるが、障がいの度合いによって選手の持ち点が異なるのが大きな特徴だ。女子日本代表は直近2大会で予選敗退しており、東京パラリンピックは開催国枠で3大会ぶりに出場する。ミドルシュートを武器としている小田島理恵選手は、憧れ続けた最高峰の舞台で活躍を誓う。(取材・文・写真=竹中玲央奈)
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東京2020オリンピック・パラリンピック
車いすテニス日本ランキング第1位・菅野浩二。趣味が転じて代表になるまで
車いすテニスは、「男子」「女子」「クアード」「ジュニア」という4つのクラスで行われている。「クアード」は、三肢以上に障がいがある選手が対象で、男女混合で行われるのが最大の特徴である。趣味として始めたにも関わらず、日本を代表する選手の1人となったのが菅野浩二選手。彼は2016年に「男子」クラスからこの「クアード」に転向したことで“世界”が近づいた。彼が東京パラリンピックを目指すまでと、その思いを聞いた。(文=星野奈津子、写真=竹中玲央奈)
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東京2020オリンピック・パラリンピック
北條巧、トライアスロン転向4年で日本一となったホープが目指す理想像
幼い頃から親しんできたのは競泳だったが、思うように結果が残せずもどかしい日々を送っていた。そんなもどかしい時期にひょんなことからトライアスロンと出会い、わずか4年で日本選手権を制するまでの急成長を遂げた北條巧選手(博慈会、NTT東日本・NTT西日本所属)。そんな男子トライアスロン界期待のホープに、転向の経緯や急成長の要因、東京五輪への思いを聞いた。(取材・構成=高木遊)(写真・撮影=竹中玲央奈)
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ラグビーW杯
19歳ソロシンガーが勧めるラグビーワールドカップ「真剣勝負だけどお祭り騒ぎ」
これまで南端まいなさんは、芸能活動をするなかでラグビーを趣味としてきた。しかし、ラグビーを愛するラグビー女子ということが業界内でも広まり、関連する仕事も増えてきたという。現在はTBSで放送されている『ノーサイド・ゲーム』に出演。それをきっかけにして、ラグビーワールドカップに向けた魅力の伝え方を考えるようになったという――
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東京2020オリンピック・パラリンピック
世界に強い女子ボクシング界の最終兵器、並木月海の東京五輪への思い
格闘技の魅力とはなんだろう? 生まれ持った体はそれほど恵まれていないはずの人間が、心技体を磨き上げて大きな相手を倒してしまう。並木月海(自衛隊体育学校)は、そういった魅力を大いに秘めた東京オリンピックのメダリスト候補だ。153センチの身長は主戦場である51キロ級でも特に小さいほうだが、花咲徳栄高校時代から男子選手も驚くほどの精神力とパンチ力を発揮してきた。しかし、エリート(19歳以上)になってから彼女は苦しんでいる。「世界で勝てても、日本国内で勝てない」。その壁を打破して、世界最高峰のオリンピックを目指す。(取材・構成・写真=善理俊哉)
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ラグビーW杯
19歳女性シンガーがラグビーを好きになった理由「力強いプレーや迫力のある音が大好き」
芸能活動をする女性がラグビーファンだと言っているのではなく、ラグビーファンの女性が芸能の世界に足を踏み入れた。そういった説明がしっくりくるタレントの南端まいなさんは、話題のドラマ『ノーサイド・ゲーム』に出演する。家族ぐるみでラグビー愛好家である彼女は、物心がついたときから早稲田大学のジャージを着て旗を持って応援していたという。そのジャージにはあこがれの青木佑輔氏(現サントリーサンゴリアス・スクラムコーチ)ら名選手たちのサインがぎっしりで、プライベートで夏合宿の練習を見に行くほどのめり込んでいる。ワールドカップ日本大会を間近に控え、あふれるラグビー愛を語ってもらった(インタビュー・構成=向風見也、撮影=高橋学)
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東京2020オリンピック・パラリンピック
「強くなりたいという気持ちで」松本弥生が東京五輪を目指せる理由
松本弥生選手は、2009年にイタリアのローマで開催されたFINA世界選手権に、はじめて日本代表として選ばれてから日本女子自由形短距離界のトップとして戦い続けてきた。2016年のリオデジャネイロ五輪後には“休養”という形で一度は競技を離れたが、2018年に復帰を決意。2020年の4月に行われる競泳の日本選手権で東京五輪の代表権を獲得するべく、今もトレーニングに励んでいる。一度は離れた水泳の世界に、なぜ復帰したのか――29歳にしてなお上を目指し続けるモチベーションの保ち方、そして松本選手が求め続ける競泳選手としてのゴールはどこにあるのか、じっくりと話を聞いた。(取材・構成=田坂友暁、写真=高橋学、取材協力=XFLAG)
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ラグビーW杯
"ラグビーが文化として根付いてきた"ロビー・ディーンズが語る日本の今
オールブラックス(ニュージーランド代表)ではアシスタントコーチ、ワラビーズ(オーストラリア代表)では監督として2度のワールドカップを経験、世界最高峰リーグ、スーパーラグビーではクルセイダーズの監督として5度の優勝を誇るロビー・ディーンズ。2014年からトップリーグのパナソニック ワイルドナイツで指揮を執り、これまで2度のリーグ制覇を成し遂げている世界的な名将が、日本ラグビーの「文化」としての現在地、そして日本のスポーツファンに向けてラグビーの持つ魅力を存分に語った。(インタビュー・構成=花田雪、撮影=山下令)
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東京2020オリンピック・パラリンピック
伊藤力、見つめる先は「今の自分」新種目パラテコンドーで初代王者に
東京パラリンピックから正式種目になった競技の一つ、パラテコンドー。2分間・3ラウンドという時間で相手と対峙し点数を競い、次々に繰り広げられる蹴りはダイナミック。試合会場にいると、選手たちの息遣いがこだまする。このうち2020年初代王者として期待されているのが、国内トップの伊藤力選手(33歳)。北海道で会社員だった29歳の時に勤務中の事故で右腕をなくし、30歳でパラテコンドーを始める。その後、練習環境を求めて妻と娘と共に東京に移住してきた。ことし2月の全日本選手権で2連覇。さらなる高みを目指す伊藤選手に、これまでの人生の軌跡や競技に対する価値観、2020年への思いをインタビューした。(取材・構成=久下真以子)
RECENT NEWS
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野球
池田純氏が橋下徹氏に明かしたベイスターズ再建のノウハウ。推進力は「痛風」になるほどのこだわりと苦労
横浜DeNAベイスターズ初代球団社長で実業家の池田純氏が、元大阪市長・橋下徹氏の討論バラエティー番組「NewsBAR橋下」(AbemaTV)に出演し、日本のスポーツ界が抱える課題について熱い談議を交わした。テーマは「スポーツとカネ」「スポーツと協会」「スポーツと教育」の3つ。まず「スポーツとカネ」にまつわる話として、ベイスターズの球団再建の裏側を公開した池田氏だが、そこには「尿酸値」が上がるほどのこだわりと苦労があったという。
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ラグビーW杯
2015年のチャンスを活かせなかったラグビー協会。2019年最大のトレンドとなり、与えられた2度目のチャンスを生かすか、殺すか
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で日本代表が初の8強入りを果たすまでの間、日本国民のラグビーの捉え方は様変わりした。大会前のテストマッチで1ケタ台だった試合の視聴率は本番突入後にうなぎ上り。その年の話題の言葉が表彰される新語・流行語大賞では、ラグビー日本代表のスローガンである「ONE TEAM(ワンチーム)」が2019年の年間大賞に輝くこととなる。
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テニス
テニス界の皇帝”ロジャー・フェデラー”が投資家に。アスリートとブランドの新たな関係
先日、グランドスラムで歴代最多優勝数を誇るロジャー・フェデラー選手がスイス発のスポーツブランド「On」のシニアチームメンバーとして加入することが発表された。筆者はフェデラーのバックハンドに憧れテニスを始めるほど彼を敬愛しているが、今回の発表にはいささか驚かされた。しかし先日、「On」に参画後初めて公の場に現れた彼の口から発された言葉に非常に納得し、またこの考え方は日本のアスリートや社会にも大きな影響を与えるのではないかと感じた。
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東京2020オリンピック・パラリンピック
車いすテニス日本ランキング第1位・菅野浩二。趣味が転じて代表になるまで
車いすテニスは、「男子」「女子」「クアード」「ジュニア」という4つのクラスで行われている。「クアード」は、三肢以上に障がいがある選手が対象で、男女混合で行われるのが最大の特徴である。趣味として始めたにも関わらず、日本を代表する選手の1人となったのが菅野浩二選手。彼は2016年に「男子」クラスからこの「クアード」に転向したことで“世界”が近づいた。彼が東京パラリンピックを目指すまでと、その思いを聞いた。(文=星野奈津子、写真=竹中玲央奈)
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陸上
流行語に選ばれたにも関わらず幻に。MGCとはなんだったのか
今年1年間で最も話題になった言葉を選ぶ年末恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語の中に、「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)」が入った。今年3月に第一生命が発表した「子どもが将来なりたいと夢見る職業ランキング」でも「陸上選手」は7位で初のランクイン。再び陸上の人気が高まっていることを印象付ける出来事となった。
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野球
DHとFAの「生みの親」、チャーリー・O・フィンリーは野球を破壊した男
「セ・リーグにもDH制を」「FA獲得にともなう人的補償の撤廃を」巨人の原辰徳監督が日本シリーズ後に提言した改革案が波紋を広げている。 アメリカで初めてDH制が導入されたのは1973年。提案したのは、当時オークランド・アスレチックスのオーナーを務めていたチャーリー・O・フィンリーだった。アメリカでもDH制の導入は賛否が分かれ、「野球を汚す行為」などと批判された。そして、奇しくもフィンリーはMLB史上初のFAの「生みの親」でもあった…。ある意味で「野球を破壊した男」の精神に迫る。
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ゴルフ
2019年は日本ゴルフ男女ツアーにとって大きな転換期に。ZOZOで光明が見えた男子と、暴言騒動の女子で明暗別れるか
2019年の男女ツアーは佳境を迎えているが、男子ツアーも女子ツアーも今年は大きなトピックがいくつもあった話題豊富な1年であったと思う。
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陸上
キプチョゲが「2時間の壁」を崩壊させ、高速化の波は止まらなくなるのか
フルマラソンで人類初の2時間切り達成というニュースが10月12日、世界中を駆け巡り陸上ファンを驚かせた。2時間1分39秒という現世界記録を持つエリウド・キプチョゲ(ケニア)が、記録は非公認とはいえ、1時間59分40秒で走ったのだ。
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スポーツビジネス
横浜ストロングスタイル制作秘話。第三回「このままだと坂本龍馬は二度と出てこない」
横浜DeNAベイスターズ初代球団社長で一般社団法人さいたまスポーツコミッション会長を務める池田純氏の新著『横浜ストロングスタイル』(文藝春秋刊)が刊行された。その制作秘話に迫る全3回シリーズ最終回のテーマは「未来への提言」。池田氏の「憂い」にスポットを当てる。