【特集】Off The Pitch〜アスリートの知られざる一面〜
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HOT NEWS
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陸上
「東京マラソン2021」でキプチョゲの快走が実現したワケ【早野RDインタビュー前編】
今年3月に行われた「東京マラソン2021」は大袈裟ではなく、日本のスポーツ界にとって〝歴史的な1日〟になった。 コロナ禍のなか、男女の世界記録保持者とともに約2万人ものランナーがTOKYOを駆け抜けた。男女で大会記録が誕生すると、東京駅前のフィニッシュには3年ぶりとなる〝感動シーン〟が続いた。 世界的なパンデミックのなか、東京マラソン2021はいかにして〝完遂〟したのか。東京マラソンのレースディレクターである早野忠昭氏(以下、早野RD)に話を伺った。
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フィギュアスケート
「チルドレンファースト、アスリートセカンド」 ドーピング騒動で加速したフィギュア年齢制限引き上げを巡る思惑とは
フィギュアスケートで、オリンピックなどの大会に参加できる選手の年齢を現行の「15歳以上」から「17歳以上」に段階的に引き上げられることが決まった。年齢制限の改定は1996年に14歳から15歳以上に見直して以来、実に26年ぶり。女子で顕著だったトップ選手の低年齢化と選手寿命の短さへの対策として、長年議論の遡上に上っていたが、これまでは反対意見も根強かった。圧倒的多数で決まった今回の採決の背景にあるのは、2月の北京五輪で15歳だったロシアのカミラ・ワリエワに発覚したドーピング騒動。冬季五輪の花形種目の地位を守ろうとする国際スケート連盟(ISU)の危機感もあらわとなった。
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テニス
テニスコートのレッドクレー化は、日本テニス界の福音になるか!?
東京・世田谷の閑静な住宅街の中にある第一生命相娯園テニスコートが、日本で見られる薄茶色のクレーコートから、ヨーロッパや南米に多いレッドクレー(赤土)コートへ仕様が変更された。3月26日には、オープニングセレモニーが行われ、元プロテニスプレーヤーの伊達公子と現役プロテニスプレーヤーの錦織圭が出席してテープカットを行った。
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スポーツビジネス
【スポーツと仮想通貨#3】仮想通貨関連企業はスポーツ界の希望となるか、一時の清涼剤で終わるのか。そこにある可能性とリスク
スポーツの世界で勢いづく仮想通貨をはじめとしたデジタル資産の業界とスポーツの関係性を紐解く連載企画「スポーツと仮想通貨」。第3回では、そこにある大きな可能性とリスクに迫る。
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テニス
プロテニスプレーヤー・錦織圭が、ユニクロの所属契約選手に! 次世代育成と社会貢献を掲げるユニクロ&錦織の新たな取り組みとは!?
株式会社ユニクロ(代表者・柳井正氏)が、2011年よりユニクログローバルブランドアンバサダーを務めている、プロテニスプレーヤーの錦織圭と所属契約を締結した。錦織は、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催された2021年年内をもって、日清食品株式会社との所属契約が終了してフリーの立場になっていたが、新しいパートナーと共に再スタートを切ることになる。
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フィギュアスケート
「やらないという選択肢は出てこなかった」 現役続行を表明したアイスダンス村元哉中&高橋大輔組の決意とは
「今からわくわく、“かなだい”の新しい世界を早く披露したいなと思います」(村元)、「どんなシーズンになるか全く分からないけど、常に全力で突き進み、どんどんレベルアップしていきたい」(高橋)。フィギュアスケートでアイスダンスの村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)が5月27日、インスタグラムにこの日開設した『かなだいオフィシャルチームアカウント』で来シーズンの現役続行を表明した。
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フィギュアスケート
「限界への挑戦」へー。フィギュア界の歴史を変え続けてきた羽生結弦が目指すスケートとは
「氷上のプリンス」がアイスリンクを支配した。フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌両冬季五輪王者の羽生結弦(ANA)が5月27日に千葉市の幕張メッセイベントホールで始まったアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」に出演し、2月20日の北京五輪のエキシビション以来、96日ぶりに氷上で舞った。注目の進退について言及する場面はなかったが、約5000人の観客を前に圧倒的な存在感を放った。
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パリ五輪
パリ五輪新種目「ブレイキン」 日本の第一人者ISSEIの描く青写真 ~技術と感性で”金メダル以上”を目指す
2024年パリ五輪で新種目として採用されるブレイキン(ブレイクダンス)で「金メダル以上」を目標に掲げるB-BOY(ブレイクダンサー)がいる。
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スポーツビジネス
【スポーツと仮想通貨#2】仮想通貨関連企業とスポーツチーム運営 欧州サッカー界から広がる「トークン」とオーナーシップに関与する新たな動き
中国、ロシア、中東マネーが欧州サッカー界を中心に席巻してきたが、中国は一時の勢いを失い、ロシアはウクライナへの軍事侵攻により、その地位を失った。そうした中で、勢いづくのが仮想通貨をはじめとしたデジタル資産の業界だ。今回は、デジタル資産の一つとしてサッカー界を中心に広がる「ファントークン」や、深まっている暗号資産関連企業とスポーツチームの関わりに迫る。
RECENT NEWS
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ゴルフ
最近話題になっている高額賞金ゴルフリーグのリブゴルフって何なの?
6月9日~6月11日にリブゴルフの第1戦が英国ロンドン郊外のセンチュリオンクラブで開催されてから、「リブゴルフって何なの?」という質問を受ける機会がものすごく増えた。正直なところこちらもよく分からないので、「サウジアラビアの政府系ファンドが出資している新しいゴルフリーグが設立されたみたいですね」と曖昧な答えしか返せなかった。
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卓球
文武両道を体現する張本美和~世界ユース4冠で厚みが増す日本卓球界
栴檀(せんだん)は双葉より芳し―。将来大成する人物は若い頃から優れていることの例えだが、卓球界でその好例になると有望視されているのが女子で14歳の張本美和(木下アカデミー)。男子の東京五輪団体銅メダルメンバーの張本智和(IMG)の妹としても知られる。7月にはPR会社のサニーサイドアップとマネジメント契約を結んだことが発表され、スターへの道を一段ずつ上がっている。試合での実績を重ねるにつれてスポンサー契約やメディア出演などプレー以外での案件が増えていくもの。まだ中学生の張本美和にとっては競技と勉学の両立に集中できるという面でプラスの契約といえる。次世代を担う逸材として、ビジネスモデルでも健闘している国内のTリーグや海外試合など、さまざまな舞台での活躍へ期待が高まっている。
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競馬
ディープの“ライバル”アドマイヤジャパンが1000万円で異例のCM契約! 競馬ブームは世相を映す鏡
2005年のG3・京成杯を制した元競走馬のアドマイヤジャパンが、株式会社Yogibo(ヨギボー)と広告出演契約を締結したことが8月8日に発表された。その契約金は牧場で消費されるニンジン12年分に相当するという1000万円。同日からテレビCMが全国で放映され、新聞、テレビなどさまざまな媒体で大きな話題を呼んでいる。
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プロ野球
リリーフ陣が整備され好調をキープ。“打”の西武は“投手王国”へ
西武がシーズン100試合を終え、首位を走っている。昨季は42年ぶりの最下位。今季も前評判は高くなかったが、好調をキープしている。その最大の要因は投手力が整備されたことだ。
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ゴルフ
コロナ禍で増えたゴルフ需要。まだ遅くないが、今からゴルフを始めるならグリップとアドレスだけはプロに習ったほうがいい
2020年の新型コロナウイルスの世界的流行を機に、ゴルフはコロナ禍でも安全に楽しめるスポーツとして人気が高まっている。ゴルフ練習場やゴルフ場にはゴルフを始めたばかりの若い人たちが続々と集まっている。 また、ゴルフを始めているのは若い人たちだけではない。かつて仕事の付き合いで1年に2~3回くらいのペースでコンペに参加し、120~130のスコアでプレーしていた50~60代が20~30年ぶりにゴルフを再開する動きも見られる。
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パラスポーツ
挫折を次への推進力にー。車いすバスケットボール・土田真由美が秘める機転と不屈のメンタリティ
2009年から本格的にパラアスリートとしてのキャリアを歩み始め、今や車いすバスケットボール女子日本代表に不可欠なクラッチシューターとして存在感を発揮している土田真由美。チームとして3大会ぶり、彼女自身にとっては初めての出場となった昨夏の東京パラリンピックは、予選リーグを突破して6位入賞と一定の成果を残した一方で、世界との差があらためて浮き彫りになる大会にもなった。悲願だったパラリンピック本大会の舞台で彼女が感じた日本代表と自身の“現在地”、そして今あらためて描いている2年後のパリ大会へ向けたビジョンとは。
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ゴルフ
若手台頭が止まらない女子ゴルフと、今一つ盛り上がらない男子ゴルフ
日本における男子ツアーと女子ツアーの人気格差が加速している。女子ツアーは3月の開幕戦の「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」から7月の「ニッポンハムレディスクラシック」まで19連戦があり、1週間の休みをはさんで「大東建託・いい部屋ネットレディス」から11月の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」まで19連戦。合計38試合がラインナップされている。
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プロ野球
OB五十嵐亮太が見る、高津スワローズ。前半戦好調の要因は、未来を見据えた“リリーフの運用”と“育てながら勝つ野球”
恒例のオールスター戦も終わり、プロ野球は今日から後半戦に突入した。「後半戦」とはいえ、今シーズンは多くの球団がオールスター前に90試合以上を消化しており、残り試合は既に50試合前後。そんな中で22もの貯金を抱え、2位に11ゲーム差を付けて前半戦を折り返すなど、セ・リーグの首位を独走しているのが東京ヤクルトスワローズである。
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サッカー
21歳久保建英、”勝負のシーズン”。中田、小野、香川に並べるかー
欧州で戦うサッカー選手にとって、21歳は決して若くはない。サッカーのスペイン1部リーグ、レアル・ソシエダード入りした日本代表の久保建英は、勝負のシーズンを迎える。7月19日に行われた入団記者会見。「ラ・レアル」を新天地に選んだ理由ついて「チームのプレースタイルが自分にすごく適しているというのが最大の決め手。ピッチ上での結果が全て。自分が今一番成長するために、適しているかなと思って決めた」とはっきりした口調で語った。スペインで4季目を迎えるが「何シーズン目ということを考えずに、ゼロからのスタートじゃないけど、新しくチームも変わって、個人としては結果だけにこだわって、この1年やっていきたい」と、再出発への意気込みを口にしている。