今年の成功例をお手本にしてみる

ロサリオは背番号20。尾仲祐哉は背番号27に決まり、これで支配下登録67人、育成3人、現時点でスタンバイオーケーです。

チームが次にやることは、来年のスタメン構想を考えることではないでしょうか。といっても、この2年「とっかえひっかえ」だった金本阪神ですから、すんなりと不動のオーダーが完成するとは思えません。まあ、過渡期のチームなので、シーズン序盤からあえてオーダーを固定することはないかもしれません。
ただし、思いつきの「日替わりランチ」では、チーム力が熟成されていきません。

そこで今日は、過去の成功例をお手本に、来年の\阪神優勝/オーダーを考えてみます。
強いチームの打線をパクって、来季こそ優勝やー!

まずは、今年の日本一から。

【元ネタ・ソフトバンクホークス2017年】
1 中 柳田
2 遊 今宮
3 左 デスパイネ
4 一 内川
5 右 中村晃
6 三 松田
7 二 明石
8 捕 高谷
9 投
↓ ↓ ↓ ↓
【パクリ・阪神タイガース2018年】
1 右 糸井
2 二 上本
3 一 ロサリオ
4 左 福留
5 三 大山
6 中 中谷
7 遊 鳥谷
8 捕 梅野
9 投

日本シリーズ、DHなし版のホークスがお手本です。しかしこれをパクるのはムリです(笑)。
あくまでも打力でそれっぽい感じにするとこんな感じかなあ……ってだけで、ましてや守備力についてアレされると、まったくもってナニですが……。
でも、今年の成績でアレコレ言ってるだけで、来年どうなるかは、やって見ないことにはわからんわけですよ。

と、元気を出して、セ・リーグの優勝チームを見ていきます。

【元ネタ・広島東洋カープ2017年】
1 遊 田中
2 二 菊池
3 中 丸
4 右 鈴木
5 左 松山
6 一 エルドレッド
7 三 安部
8 捕 會澤
9 投
↓ ↓ ↓ ↓
【パクリ・阪神タイガース2018年】
1 遊 鳥谷
2 二 上本
3 右 糸井
4 一 ロサリオ
5 左 福留
6 中 中谷
7 三 大山
8 捕 梅野
9 投

やはり打力で雰囲気を出そうとすると、もはや現実にはなさそうな、「ショート鳥谷」に手が伸びます。本当にナシでいいのかは、もう一度よく考えてもいいような気がするんですよ。少なくとも春のキャンプではショートしか練習していませんでした。そりゃ守備範囲は狭まったでしょうし、全試合スタメンは体力的に無理でしょう。だからといって「ショートは絶対ナシ」というのももったいない話。打力優先で考えたとき、「ショート西岡」という選択肢が出そうですが、だったら鳥谷でも……と思うのです。

次は、セ・リーグの優勝候補と言われるまでになったチームです。

【元ネタ・横浜DeNAベイスターズ2017年】
1 中 桑原
2 二 柴田
3 左 筒香
4 一 ロペス
5 三 宮崎
6 捕 戸柱
7 右 梶谷
8 投
9 遊 倉本
↓ ↓ ↓ ↓
【パクリ・阪神タイガース2018年】
1 三 大山
2 遊 植田
3 一 ロサリオ
4 左 福留
5 右 糸井
6 捕 梅野
7 中 中谷
8 投
9 二 熊谷

うまくパクれたとはあまり思えませんが(笑)、センターラインは守備を重視し、若手を積極活用。1番、7番には長打力を求める……などとやっていたら、こんな感じになりました。機能は明確なので、「テンプレート」はそのままに、他の選手と入れ替えやすいメリットがありそうです。

過去の成功例をお手本にしてみる

今度は趣を変えて、過去の成功例をパクってみましょう。まずは「こないだの優勝」こと、12年前のです。

【元ネタ・阪神タイガース2005年】
1 中 赤星
2 遊 鳥谷
3 一 シーツ
4 左 金本
5 三 今岡
6 右 桧山
7 捕 矢野
8 二 藤本
9 投
↓ ↓ ↓ ↓
【パクリ・阪神タイガース2018年】
1 二 上本
2 三 鳥谷
3 右 糸井
4 一 ロサリオ
5 左 福留
6 中 中谷
7 捕 梅野
8 遊 植田
9 投

岡田監督が優勝に導いたときの打線です。ピタリとはいきませんが、まあ意味としてはこういうことかなと。
上本は、オフに入ってすぐにやった手術で再生すれば、まだ走れるでしょう。もちろんようやく赤星の53番を受け継いでくれた島田が、レギュラーにおさまってくれるようならそれはそれで万々歳です。

次はもう2年さかのぼります。

【元ネタ・阪神タイガース2003年】
1 二 今岡
2 中 赤星
3 左 金本
4 右 濱中
5 三 片岡
6 一 アリアス
7 捕 矢野
8 遊 藤本
9 投
↓ ↓ ↓ ↓
【パクリ・阪神タイガース2018年】
1 右 糸井
2 二 上本
3 一 ロサリオ
4 三 大山
5 左 福留
6 中 中谷
7 捕 梅野
8 遊 糸原
9 投

星野監督で18年ぶりの優勝を達成したときのオーダーです。4番は開幕から濱中が座り、大活躍していたんですよね。ケガで離脱するまでは。その後は桧山が4番を打ちました。それにしても、大胆なオーダーです。
この雰囲気を持っていくとするとこんな感じでしょうか。「4番サード大山」をみんなで育てようというね。こういう長期戦略をもったオーダーというのもいいと思うのです。

では、最後にお約束のアレを。

【元ネタ・阪神タイガース1985年】
1 右 真弓
2 中 弘田
3 一 バース
4 三 掛布
5 二 岡田
6 左 佐野
7 遊 平田
8 捕 木戸
9 投
↓ ↓ ↓ ↓
【パクリ・阪神タイガース2018年】
1 右 糸井
2 中 俊介
3 一 ロサリオ
4 左 福留 
5 二 大山
6 三 鳥谷
7 遊 植田
8 捕 梅野
9 投

21年ぶり優勝の吉田阪神タイガース。これにならうのは至難の業ですね(笑)。
でも、バランスはいいように感じます。サードから二塁へコンバートされた岡田は、そつなくこなしましたが、大山も岡田くらいやれるような気がします。

というわけで、今回の「パクってパクって優勝オーダー」はいかがだったでしょうか。来年はぜひ優勝して、10年後に「アレをパクれ!」と言いたくなるようなオーダーが生まれることを願っています。


鳴尾浜トラオ

著者プロフィール 鳴尾浜トラオ