#全豪オープン
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テニス
国枝慎吾が世界中で次世代育成に取り組むワケ。自身で唯一欠けたタイトルを獲るために立ち返る「原点」
「まず人数にびっくりしましたね。来るのは10人くらいなのかなと思っていたら、20人くらい居ましたよね。イギリスで車いすテニスをやる子たちが、増えてきたんだなと実感しました」。 嬉しそうな笑みを浮かべて、国枝慎吾は、率直な思いを口にした。ウィンブルドンの車いす部門開幕に先駆けて、7月3日にロンドン郊外で行われた車いすのテニスクリニック。国際テニス連盟(ITF)が主催し、ユニクロが次世代教育を目的として協賛したこのイベントには、9歳から19歳までの21名の車いすテニスプレーヤーが参加した。
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東京オリンピック・パラリンピック
待ちに待った東京パラリンピックを前に国枝慎吾は何を想う。救ったのはフェデラーの一言
2013年9月7日—。 彼は、東京オリンピック・パラリンピック開催の報を、ニューヨークの地で知った。全米オープン車いす部門の準決勝を勝ちあがった、決勝前夜の夕食時のこと。レストランからホテルへの帰路、興奮を爆発させるように、コーチたちと来たる日への希望と意欲を語り合った。
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テニス
政治的発言はしていない。プロテニスプレーヤー・大坂なおみを、アドルフにしてはいけない
テニス4大メジャーであるグランドスラムの初戦・全豪オープンで、大坂なおみ(WTAランキング2位、3月1日付け)は、女子シングルスで2年ぶり2度目の優勝を見事果たした。対戦相手を圧倒するような大坂の強さが際立ち、テニスコートではすでに女王の風格さえ感じられるようになってきており、世界の女子プロテニスでは、今まさに大坂が主役の座に就こうとしている。
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テニス
選手だけでなくライターも。14日間の完全隔離を経た全豪オープンがいよいよ開幕。“豪華な囚人”となった現地ライターの隔離体験記
外を歩いている人たちが、マスクをしていない――。 その光景は、口元を覆い隠す群衆を見慣れた目には、実に新鮮に映った。パトカーに先導され、ホテルに向かうシャトルバスの車窓から覗くメルボルンの街頭には、ワンピース姿など夏の装いで談笑する人々が溢れている。メルボルン市は、半年に及ぶ厳格なロックダウンに耐え、ついに“市内感染者ゼロ”を実現したと聞く。その対価がこの景色であり、2週間の隔離後には、自分たちもマスクなしで外を歩ける開放感が待っている……。 そんなことを思いながら、選手や関係者たちも同乗するバスで、『完全隔離』の待つホテルへと向かっていた。