マレー快勝 全豪以来の公式戦
男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は28日、シングルス1回戦が行われ、第1シードのA・マレー(英国)が世界ランク51位のM・ジャジーリ(チュニジア)を6-4, 6-1のストレートで下し、初戦を突破した。 この試合、マレーはジャジーリに1度のブレークを許すも自身はそれを上回る4度のブレークに成功。主導権を握って寄せつけず、1時間19分で勝利した。 2回戦では、G・ガルシア=ロペス(スペイン)と対戦する。両者は今回が4度目の対戦で、過去はマレーの2勝1敗。ガルシア=ロペスは1回戦でV・トロイキ(セルビア)を下しての勝ち上がり。 世界ランク1位のマレーは今季、開幕戦のカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、ハード、ATP250)決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも準優勝。しかし、続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では4回戦でM・ズベレフ(ドイツ)に敗れてベスト8を前に姿を消した。以降は公式戦に出場していなかった。 今シーズンは、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権で3大会目。これまでは2012年の準優勝が最高成績で、2年ぶりの出場となる。 同日の1回戦では、昨年覇者で第2シードのS・ワウリンカ(スイス)が世界ランク77位のD・ズムル(ボスニア)に6-7 (4-7), 3-6のストレートで敗れる波乱が起きた。 また、前日に行われた1回戦で第3シードのR・フェデラー(スイス)、第4シードのG・モンフィス(フランス)、第6シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)が2回戦へ進出したが、第8シードのG・ミュラー(ルクセンブルグ)は初戦で敗退した。
初戦を突破したマレー