28日、全豪オープン第13日、車いす女子シングルス決勝がメルボルンで開催された。上地結衣(23=エイベックス・グループ・ホールディングス)は、イエスカ・グリフィン(31=オランダ)を6-7、6-3、6-3で破り、優勝を果たした。上地は、全豪オープン出場5回目で、初優勝を達成。
 上地は、第1セットをタイブレークの末に6-7で落とす。第2セットを6-3で奪取すると、第3セットも5ゲーム連続奪取し、6-3で勝負を終わらせた。

 上地は、ディーデ・デフロート(オランダ)と組みダブルスに出場。27日の決勝では、グリフィユン、ファンクート(オランダ)組にストレートで敗北。4連敗を逃した。

 上地は、世界ランク2位。これまで、14年に全仏オープンと全米オープンで優勝した。全豪オープンを制したことにより、生涯グランドスラムで残すのは、ウィンブルドンのみ。

【上地結衣】(かみじ ゆい、1994年4月24日-)。車いすテニス選手。兵庫県出身。2012年、ロンドンパラリンピック日本代表選手として、シングルス・ダブルスに出場。2014年、全豪オープンでダブルス優勝、グランドスラムタイトルを獲得。同年全米オープンでは、シングルス・ダブルス優勝の果たし、日本人女子初のダブルス年間グランドスラムを制覇。2017年、全豪オープン、シングルス優勝。ダブルス準優勝。


VictorySportsNews編集部