上杉海斗 リードも雨天順延
男子テニスツアーの下部大会である慶應チャレンジャー国際テニストーナメント2017(日本/神奈川県、ハード、ATPチャレンジャー)は2日、ワイルドカードで出場の上杉海斗は第6シードのR・ベーメルマンス(ベルギー)と対戦したが、6-4, 1-4時点で、雨による悪天候の影響で翌日へ順延となった。 第1セット、上杉は第1ゲームでいきなりブレークに成功。その後、苦戦しながらもフォアハンドウィナーを決めるなどで、自身のサービスゲームをキープ。第10ゲームでは、15-40とブレークポイントを握られるも、これをしのいでこのセットを先取する。 続く第2セット、上杉はミスが目立ち始め、第2ゲームでブレークを許してしまう。その後ゲームカウント1-4で迎えた第6ゲーム目で雨が降り始め、3日に順延となった。 上杉は、28日のシングルス1回戦で、前週の島津全日本室内テニス選手権大会(京都チャレンジャー)でチャレンジャー初優勝を飾った世界ランク186位の内山靖崇を6-4, 1-6, 6-3のフルセットで破る金星をあげて、2回戦に進出していた。 一方のベーメルマンスは、1回戦でL・ハリス(南アフリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。現在の世界ランキングは153位で、2015年には自己最高の84位を記録した。2月の国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 ドイツ対ベルギー(ドイツ/フランクフルト、ハード)では、世界ランク30位のM・ズベレフ(ドイツ)から勝利をあげていた。 この試合の勝者は、第4シードの添田豪と伊藤竜馬のどちらかと対戦する。 また、同日に行われる予定だった添田と伊藤の2回戦も、3日に順延となった。上杉、伊藤、添田の試合は3日の10時試合開始予定。 2015年の慶應チャレンジャーは、ダニエル太郎が添田を4-6, 6-3, 6-3の逆転で下し、大会初優勝を飾った。 また、慶應チャレンジャー国際テニストーナメント2017は、今回より新たに女子ITF25,000ドルの大会も開催される。女子本戦は2017年3月6日(月)-12日(日)にかけて行われる予定。
第1セットを先取した上杉海斗