白石光V 阿多竜也を破り仏へ
テニスの「全仏オープン・ジュニア 2017 ワイルドカード選手権大会 in partnership with LONGINES 日本予選」は2日、男子シングルス決勝が行われ、白石光(有明ジュニアテニスアカデミー)が阿多竜也(相生学院高等学校)を6-2, 6-3のストレートで下して優勝し、5月に行われるパリ決勝大会の出場権を獲得した。 決勝戦、白石は阿多を左右だけではなくドロップショットで前後にも揺さ振り、第1セットを先取。 第2セットは序盤で阿多にリードを許したが、第6ゲームから4ゲームを連取。最後はネット際にボールを落とし、試合に終止符を打った。 白石は1回戦で第2シードのトゥロター・ジェームズ(西宮甲英高等学校)、準決勝で川上倫平(東京都TA)を下しての勝ち上がりだった。 準優勝の阿多竜也 惜しくも準優勝の阿多は1回戦で松田龍樹(LYNXTA)、準決勝では第1シードの羽澤慎治(西宮甲英高等学校)を破り、決勝へ駒を進めていた。 白石との決勝戦では、得意のフォアハンドを軸に1本のマッチポイントをしのぐ粘りを見せたが、一歩及ばなかった。 今大会の男女シングルス優勝選手は、2017年5月にフランスのパリ郊外で開催される決勝大会へ出場。その決勝大会で優勝すると、全仏オープン・ジュニア2017のワイルドカードを獲得し、本戦へ出場することが出来る。 世界最高峰のレッドクレーコートで、グランドスラムの魅力を体験する機会をより多くの若いテニスプレーヤーに提供することを目的とした予選大会は、2014年の中国を皮切りに昨年までインド、ブラジル、韓国、日本の5カ国で開催されてきた。今年はアメリカでも初開催が決定。 昨年は、日本予選で優勝を果たした田島尚輝と清水綾乃が本戦入りをかけてパリ決勝大会に挑み、田島は予選リーグで敗れるも、清水は初出場にして優勝を飾り本戦への切符を手にした。本戦で清水は、1回戦で逆転負けを喫して惜しくも初戦突破とはならなかった。 【開催概要】 日時:2017年2月28日(火)から3月2日(木) 28日 1回戦、1日 準決勝、2日 決勝 会場:公益社団法人 横浜カントリー&アスレティッククラブ 出場選手:日本テニス協会が選考した13歳から18歳までのプレーヤー 男女各8名 試合方法:男女シングルス ベスト オブ スリータイブレークセット 主催:フランステニス連盟・日本テニス協会
パリ大会出場権獲得の白石光