初優勝を果たしたマレー
王者マレー 初Vで45勝目
男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は4日、シングルス決勝が行われ、第1シードのA・マレー(英国)がF・ベルダスコ(スペイン)を6-3, 6-2のストレートで下して大会初優勝を果たし、キャリア通算45勝目をあげた。 決勝戦、世界ランク1位のマレーは元世界ランク7位のベルダスコにリードを許すも、第6ゲームから4ゲームを連取して第1セットを先取。 第2セットに入るとファーストサービスが入った時のポイント確率が100パーセントのマレーは1度もブレークチャンスを与えず圧倒し、ベルダスコとの対戦成績を13勝1敗とした。試合時間は1時間13分。 今回の優勝は昨年11月のATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)以来。今年はカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、ハード、ATP250)で準優勝、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では4回戦で敗退した。 一方、準優勝のベルダスコは、昨年4月のBRDナスターゼ・ティリアク・トロフィー(ルーマニア/ブカレスト、 クレー、ATP250)以来 約11カ月ぶりのタイトル獲得とはならなかった。 また、今大会は昨年覇者で第2シードのS・ワウリンカ(スイス)、2年ぶり8度目の優勝を狙っていた第3シードのR・フェデラー(スイス)、第5シードのT・ベルディヒ(チェコ共和国)、第6シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)、第8シードのG・ミュラー(ルクセンブルグ)のシード勢が早期敗退していた。
初優勝を果たしたマレー