今季初優勝を逃したナダル
ナダル 伏兵に屈しV逃す
男子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は4日、世界ランク6位で第2シードのR・ナダル(スペイン)は同40位のS・クエリー(アメリカ)に3-6, 6-7 (3-7)のストレートで敗れ、今シーズン初優勝を逃した。 この試合、クエリーの強打と198センチから放たれるサービスに苦戦したナダルは、第1セットの第8ゲームでブレークを許してこのセットを落とす。 続く第2セット、ナダルは6度のブレークチャンスを握るも取り切れず、タイブレークへ突入。拮抗した戦いが続く中、最後はクエリーにポイント連取を許し、ストレートで敗れた。 両者は今回が5度目の対戦で、ナダルはクエリーに初の敗戦を喫した。 ナダルは今大会、1回戦でM・ズベレフ(ドイツ)、2回戦でP・ロレンジ(イタリア)、準々決勝で西岡良仁、準決勝で第3シードのM・チリッチ(クロアチア)をいずれもストレートで下しての勝ち上がりだった。 アビエルト・メキシコ・テルセルはサーフェスがクレーだった2005・2013年に続く3度目の出場で、いずれも優勝を飾っていた。 一方、昨年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)3回戦でN・ジョコビッチ(セルビア)を破る金星をあげたクエリーは、1回戦でK・エドモンド(英国)、2回戦で第5シードのD・ゴファン(ベルギー)、準々決勝で第4シードのD・ティエム(オーストリア)、準決勝で第6シードのN・キリオス(オーストラリア)を破る快進撃でナダルとの決勝へ駒を進めていた。
今季初優勝を逃したナダル