CL バルサはPSG戦で自分たちを信じ、人々を信じさせるプレーを披露する
バルサのリオメル・メッシは、セルタ戦で5ゴールに関わり2ゴールを決めた。しかしバルサはチーム全員が素晴らしいコンビネーションをし、試合を優位に進めた。個人技の単なる複合ではなく、チーム戦術のコンセプトが選手たちのプレーに浸透していた。 バルサは2月14日、アウェーで行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグ(第1戦)、パリ・サンジェルマンFC(PSG)戦に、4―0で敗れた。このスコアを上回る結果を出すべく、3月8日にCL決勝トーナメント第1回戦セカンドレグ(第2戦)を行う。厳しく、白熱した戦いになるだろう。 バルサはここ数日“大逆転劇”のためにできることはすべてやった。顕著にプレーがよくなり、0―6でPSGに勝てるだけの実力あるバルサへと復活した。セルヒオ・ブスケツやラキティッチといった試合のカギとなる選手が回復し、ファンを魅了させた。バルサの選手は自分たちを信じ、人々を信じさせている。 ネイマールも調子がよく、セルタ戦は大活躍した試合の一つとなった。ブスケツもレベルを上げ、ラキティッチも調子を取り戻した。セルジ・ロベルトがSBとしても中盤としてもプレーできることは、バルサのサッカーをより向上させた。ルイス・エンリケ監督は、その点で良い判断をした。ユムティティは試合の終盤、右SBとしてもプレーをした。バルサは中盤で完璧にプレスをかけ、相手のピッチでボールを何度も奪った。 バルサのファンはセルタ戦後“大逆転劇”は言葉だけではなく、成し遂げることが可能だと考えながらカンプ・ノウをあとにした。チームは人々を信じさせた。みな、難しい試合になることは理解している。けれども、前半をこの試合のように2―0で折り返すことができれば、バルサのスター選手たち、バルセロニスタ(バルサファン)によって、後半はすべてのことが可能になる。 最強のバルサが、魅惑的な試合の前の最適なタイミングで現れた。まだまだたくさんの試合がある。シーズンはPSG戦で終わるわけではない。リーガはすでにレアル・マドリードが優勝するかと思われたが、今はバルサに委ねられている。このチーム、この選手たち、このスタッフ陣とは、すべてにおいて良い結果を望むことができる。PSG相手には選手を温存することはない。PSGは強豪だ。セルタ(前線からのプレスをかけない)よりも強いが、その上により強いバルサがいる。すべては可能である。“大逆転劇”もだ。