錦織 3回戦は33歳ベテラン
男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は12日、シングルス2回戦が行われ、第25シードのG・ミュラー(ルクセンブルグ)が世界ランク56位のJ・ヴェセリ(チェコ共和国)を7-6 (7-1), 6-1のストレートで下した。この結果、第4シードの錦織圭は3回戦で33歳のミュラーと対戦することが決まった。 両者は今回が4度目の対戦で、錦織の3連勝中。前回の対戦は2016年のスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード)準決勝で、錦織が4-6, 7-6 (7-3), 6-3の逆転で勝利している。 現在世界ランク28位のミュラーは、今季2戦目のアピア国際(オーストラリア/シドニー、ハード、ATP250)で、悲願のツアー初タイトルを獲得し、ソフィア・ オープン(ブルガリア/ソフィア、ハード、ATP250)ではベスト8進出を果たした。193センチのサウスポーから繰り出される高速サーブが武器で、ヴェセリとの2回戦でも15本のサービスエースを奪った。 一方の錦織は、同日のシングルス2回戦で世界ランク41位のD・エヴァンス(英国)を6-3, 6-4のストレートで下して今季マスターズ初戦を白星で飾り、5年連続5度目の3回戦進出を決めている。 上位シード勢が勝ち進んだ場合、4回戦で第14シードのL・プイユ(フランス)か第23シードのS・クエリー(アメリカ)、準々決勝で第6シードのM・チリッチ(クロアチア)と対戦する組み合わせ。 BNPパリバ・オープンには、今年で7年連続9度目の出場で昨年は準々決勝でR・ナダル(スペイン)にストレートで敗れた。 また、今大会は第1シードのA・マレー(英国)や第7シードのJW・ツォンガ(フランス)が初戦の2回戦で敗れる波乱に見舞われている。
3回戦で錦織と対戦するミュラー