握手する(左から)錦織とエヴァンス
錦織 昨年苦戦のミュラー戦へ
男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は12日、シングルス2回戦が行われ、第4シードの錦織圭が世界ランク41位のD・エヴァンス(英国)を6-3, 6-4のストレートで下し、今季マスターズ初戦を白星で飾った。3回戦では、第25シードのG・ミュラー(ルクセンブルグ)と対戦する。 初戦敗退を喫したリオ・オープン(ブラジル/ リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)から約3週間、この日が初戦だった錦織は第1ゲームでいきなりブレークを許すが、第2ゲームですぐにブレークバックに成功。その後は隙をついて第8ゲームで再びブレークし、第1セットを先取。 第2セットはエヴァンスの強烈なサービスに苦戦するも徐々にギアを上げ、得意のドロップショットやネットプレーから第9ゲームでブレーク。続く第10ゲームをサービスキープし、1時間24分で勝利を手にした。 3回戦で対戦するミュラーとは今回が4度目で、錦織の3連勝中。2016年のスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード)準決勝では2本のマッチポイントを握られるも、大逆転で勝利している。 上位シード勢が勝ち進んだ場合、錦織は4回戦で第14シードのL・プイユ(フランス)、準々決勝で第6シードのM・チリッチ(クロアチア)と対戦する組み合わせ。4回戦で対戦の可能性があった、第23シードのS・クエリー(アメリカ)は初戦で姿を消した。
握手する(左から)錦織とエヴァンス