ジョコ、デルポとの接戦制す
男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は14日、シングルス3回戦が行われ、4連覇と6度目の優勝を狙う第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第31シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を7-5, 4-6, 6-1のフルセットで下し、11年連続11度目のベスト16進出を果たした。 第1セット、ジョコビッチは第1ゲームでいきなりブレークを許したが、第6ゲームでブレークバックに成功。その後、激しいストローク戦となるもジョコビッチが持ち味のフットワークでデル=ポトロからミスを誘い出し、第12ゲームで再びブレークしてこのセットを先取。 第2セットも試合の流れを掴めないジョコビッチは、2度のブレークを許してゲームカウント1-4とリードを広げられる。粘りを見せて1ブレーク返したが、追いつくことができず最終セットに突入。 迎えたファイナルセット、驚異的な粘りを見せたジョコビッチが第4ゲームでブレークに成功。その後も勢いにのったジョコビッチがリードを守りきり、フルセットの接戦を制した。 4回戦では第15シードのN・キリオス(オーストラリア)と対戦する。両者は今回が2度目の対戦でジョコビッチの1敗。直近のアビエルト・メキシコ・テルセル(メキシコ/アカプルコ、 ハード、ATP500)準々決勝では7-6 (11-9), 7-5のストレートでキリオスが勝利した。 世界ランク2位のジョコビッチは今大会、初戦の2回戦で世界ランク46位のK・エドモンド(英国)をストレートで下して3回戦に駒を進めた。 BNPパリバ・オープンに今年で12度目の出場となるジョコビッチは、2014年から大会3連覇中。初出場の2006年を除いて1度も4回戦を前に敗れていない。 また、同日の3回戦で第5シードのR・ナダル(スペイン)が第26シードのF・ベルダスコ(スペイン)にストレートで、第9シードのR・フェデラー(スイス)が第24シードのS・ジョンソン(アメリカ)にストレートで勝利。この結果、4回戦でナダルとフェデラーの黄金カードが実現することになった。
接戦制し16強入りのジョコビッチ