伊藤竜馬 今季初の決勝ならず
男子テニスの下部大会であるRBCテニス・チャンピオンシップス・オブ・ダラス(アメリカ/ダラス、ハード、ATPチャレンジャー)は3日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク184位の伊藤竜馬は第1シードのR・ハリソン(アメリカ)に3-6, 0-6のストレートで敗れ、今季初の決勝進出とはならなかった。 この日、9本のサービスエースを決められた伊藤は、ハリソンのサービスを1度も破ることができず、1時間6分で敗れた。これで伊藤はハリソンに2連敗となった。 今大会、伊藤は1回戦でA・ゴメス(コロンビア)、2回戦で第3シードのM・ククシュキン(カザフスタン)、準々決勝でE・ウマー(スウェーデン)を下して勝ち上がっていた。今シーズンは今回が4大会目で、前週まで行われていた全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランド スラム)では、予選2回戦で敗退し、3年連続の本戦出場とはならなかった。 一方、勝利したハリソンは、第2シードのT・フリッツ(アメリカ)と第6シードのD・クドラ(アメリカ)の勝者と対戦する。 24歳のハリソンは、現在世界ランク78位に位置している。自己最高位は、2012年7月に記録した世界ランク43位。昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では、予選3試合を勝ち抜いて本戦に出場し、自身初の四大大会3回戦進出を果たした。 ハリソンは予選1回戦で敗退となったブリスベン国際(オーストラリア/ ブリスベン、ハード、ATP250)で、2017年シーズンをスタート。続くASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、ATP250)では、予選を突破してベスト16進出を果たしたが、全豪オープンでは2回戦でT・ベルディヒ(チェコ共和国)に敗れ、初の3回戦進出とはならなかった。
全豪OP時の伊藤竜馬