ジョコ苦戦もセルビアが先行
男子テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 セルビア対ロシア(セルビア/ニシュ、ハード)は3日、シングルス2試合が行われ、世界ランク2位のN・ジョコビッチ(セルビア)と同37位のV・トロイキ(セルビア)が苦戦を強いられるも勝利し、セルビアは2勝で準々決勝進出へ王手をかけた。 トロイキは、この日のオープニングマッチで世界ランク52位のK・カチャノフ(ロシア)と対戦。198センチのカチャノフに27本のサービスエースを決められ、フルセットにもつれる大接戦に。しかし、トロイキがファイナルセットのタイブレークを制し、6-4, 6-7 (3-7), 6-3, 1-6, 7-6 (8-6)で4時間30分のタフマッチをものにした。 2試合目に登場した、ジョコビッチはD・メドヴェデフ(ロシア)と顔を合わせた。ジョコビッチは、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)2回戦でD・イストミン(ウズベキスタン)敗れて以来の実戦だった。この試合、ジョコビッチは4度のブレークを許し、第1セットを先取される苦しい展開に。しかし、徐々にペースをあげたジョコビッチは、第2・3セットを連取してリードすると、第4セットの第1ゲーム終了時点でメドベデフが棄権し、3-6, 6-4, 6-1, 1-0で勝利した。 昨年セルビアは、1回戦でカザフスタンに3-2で辛勝。続く2回戦では、エースのジョコビッチを欠き、イギリスに2-3で敗れて3年ぶり3度目のワールドグループ準決勝進出とはならなかった。 大会2日目の4日に行われるダブルス第1試合は、トロイキ/ N・ジモニッチ(セルビア)組とK・クラフチュク(ロシア)/ A・クズネツォフ(ロシア)組が対戦する。
全豪OP時のジョコビッチ