マスターズ初Vへ好発進の錦織
錦織 風が強い中で初戦快勝
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は24日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの錦織圭が危なげなく初戦を突破。風が強い中で元世界ランク10位のK・アンダーソン(南アフリカ)に6-4, 6-3のストレート勝ちで6年連続の3回戦進出を果たし、マスターズ初優勝へ向け好スタートを切った。 雨により試合開始が遅れ、風の影響でサービスの時にトスが乱れるなど難しい状況の中、この日が初戦だった錦織はファーストサービスが入った時に86パーセントの高い確率でポイントを獲得。さらにアンダーソンの強烈なフォアハンドを封じるため、バックハンド側へボールを集めてラリー戦で主導権を握り、1時間28分で勝利した。 3回戦では、第25シードのF・ベルダスコ(スペイン)と予選から勝ち上がってきたE・エスコベド(アメリカ)の勝者と対戦する。 上位シード勢が勝ち進んだ場合、4回戦で第20シードのG・シモン(フランス)、準々決勝で第11シードのL・プイユ(フランス)と対戦する組み合わせ。 4回戦で第15シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)、準々決勝で対戦の可能性があった第7シードのM・チリッチ(クロアチア)の2選手は初戦で敗退した。 世界ランク1位のA・マレー(英国)と同2位のN・ジョコビッチ(セルビア)は肘の怪我により欠場している。
マスターズ初Vへ好発進の錦織