相生学院 4年ぶり3度目V
高校日本一を決める、第39回全国選抜高校テニス大会(福岡・博多の森テニス競技場/砂入り人工芝)は大会5日目の25日、男子団体決勝が行われ、相生学院(兵庫)が東海大菅生(東京)を3-0で下し、4年ぶり3度目の優勝を飾った。 この日はシングルス1、シングルス2、ダブルス1が同時にスタート。相生学院シングルス1の菊地裕太は、清水盾伎とのエース対決をわずか2ゲームしか与えず1勝目をあげた。続くダブルス1の名越大地/ 山中瑠樹亜組もストレートで勝利をおさめて4年ぶりの優勝に王手をかける。 4年ぶり3度目の優勝を決めたのはシングルス2に登場した阿多竜也だった。東海大菅生のシングルス2の森大地と対戦した阿多は、第1セットを危なげなく先取。第2セットは森の驚異的な粘りでリードを許してこのセットを落としたが、ファイナルセットはさらにギアを上げ、1ゲームも与えることなく試合に終止符を打った。 団体準決勝・決勝は3セットマッチで行われ、チームの勝敗が決定した時点で打ち切りとなる。 東海大菅生の森大地 相生学院の菊地裕太 【相生学院 3-0 東海大菅生】 [シングルス1] 菊地裕太 6-1, 6-1 清水盾伎 [ダブルス1] 名越大地/ 山中瑠樹亜 6-3, 6-1 貫井健司/ 山口凌 [シングルス2] 阿多竜也 6-2, 3-6, 6-0 森大地 [ダブルス2] 平川暉人/ 前田大稀 4-5打ち切り 太田智宥/ 在原迅人 [シングルス3] 丸山 隼弥 3-6, 1-1打ち切り 近藤健太 今大会は21日から25日に団体戦、23日から26日に個人戦が行われる。団体戦はダブルス2本、シングルス3本の計5試合のうち3勝した高校が勝ち上がる。 個人戦はシングルスのみで、各出場校のNo.1に登録された選手が出場資格を得られ、自校の団体が終了した時点から出場する変則型のトーナメント方式で行われる。(団体決勝に勝ち上がったチームのNo.1選手は、個人の準決勝から出場する)個人戦の優勝者は全米オープン・ジュニアの予選出場資格が与えられる。 昨年の団体戦は、男子が湘南工大附(神奈川)、女子は野田学園(山口)が優勝を飾った。
相生学院の阿多竜也