尾崎里紗 シードダウン演出
女子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTAプレミアマンダトリー)は24日、シングルス2回戦が行われ、予選勝者の尾崎里紗が第16シードのK・ベルテンス(オランダ)を6-4, 4-6, 6-1のフルセットでシードダウンを演出し、四大大会に次ぐグレード「WTAプレミアマンダトリー」で初の3回戦進出を果たした。 この日、ベルテンスに先にリードを許すも追い上げを見せ、第10ゲームで4度目のブレークに成功し、第1セットを先取。続く第2セットでは、第1ゲームでベルテンスにブレークを許す厳しい展開となるが、第6ゲームでブレークバックに成功。しかし、第7ゲームで再びブレークを許すとベルテンスに流れが傾き、勝敗はファイナルセットへ。 その後、ファイナルセットで再度集中力を高めた尾崎は、ロングラリーを制すなどでベルテンスを圧倒し、勝利を手にした。 3回戦では、世界ランク47位のJ・ゴルゲス(ドイツ)と対戦する。 尾崎は今大会、予選を勝ち抜き本戦入り。1回戦ではL・キリコ(アメリカ)を逆転で下して大会初勝利をあげ、2回戦へ駒を進めていた。 今シーズンは、ホバート国際(オーストラリア/ホバート、ハード、WTAインターナショナル)で予選を勝ち上がり、本戦では奈良くるみ、L・サファロバ(チェコ共和国)を破ってベスト8進出。全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では大会初の本戦ストレートインを果たすも、1回戦でS・エラーニ(イタリア)に敗れた。 同日に行われた2回戦では、大坂なおみが第3シードのS・ハレプ(ルーマニア)に4-6, 6-2, 3-6のフルセットで敗れ、2年連続の3回戦進出とはならなかった。 一方、敗れたベルテンスは昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で、A・ケルバー(ドイツ)、M・キーズ(アメリカ)、T・バシンスキー(スイス)らシード勢を破る快進撃で四大大会初のベスト4進出を果たした。
3回戦進出を果たした尾崎里紗