オーストリアのヒンツェンバッハにてノルディックスキーワールドカップのスキージャンプ女子第13戦が行われた。高梨沙羅は1回目に87メートル50を飛び1位につけると、2回目は最長不倒となる91メートルを飛び、合計241・1点で優勝した。

 ルーマニアのルシュノブで行われた前週に続く優勝で今季7勝目、通算51勝目を挙げた。オーストリアの男子グレゴア・シュリーレンツァウアーが持つ歴代最多優勝回数53勝の記録まで残り2まで迫っている。

【高梨沙羅】1996年10月8日、北海道上川町に生まれる。元スキージャンプ選手の高梨寛也が父親で、兄も選手だったスキージャンプ一家に育つ。2011年からワールドカップに参戦し、2012年3月に山形で行われた大会で初優勝を飾り、その年の総合成績で3位に入る活躍を見せた。翌シーズンは全16戦中8勝を挙げる成績で、史上最年少かつ日本人初となる総合優勝を手にした。その翌年2013-14シーズンでも優勝を果たし連覇を達成。3連覇の期待がかかった2014-15シーズンは惜しくも総合2位となったが、その翌シーズンには全17戦中14勝という圧倒的な成績で総合優勝を果たしている。


VictorySportsNews編集部