初戦で姿を消したティエム
36本のラリー 最後はパス決める
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は25日、シングルス2回戦が行われ、第6シードのD・ティエム(オーストリア)は世界ランク62位のB・チョリッチ(クロアチア)に1-6, 5-7のストレートで敗れる波乱に見舞われ、初戦で姿を消した。 この日、第1セットを落としたティエムは第2セットの第4ゲームで激しい打ち合いから、最後はバックハンドのパッシングショットを決めて36本続いたロングラリーを制し、観客を沸かせた。その後、第10ゲームで雨により試合は一時中断。再開後は3ゲームを連取され、1時間30分で力尽きた。 勝利したチョリッチは、3回戦でA・マンナリノ(フランス)と対戦する。マンナリノは2回戦で第32シードのP・ロレンジ(イタリア)をフルセットで下しての勝ち上がり。 この日はティエムとロレンジの他に、第27シードのD・フェレール(スペイン)、第31シードのF・ロペス(スペイン)も初戦の2回戦で敗れた。 第1シードのS・ワウリンカ(スイス)、第4シードのR・フェデラー(スイス)、第8シードのD・ゴファン(ベルギー)らは順当に3回戦へ駒を進めた。 26日には第2シードの錦織圭と第25シードのF・ベルダスコ(スペイン)のシングルス3回戦が、日本時間27日の0時(現地26日の11時)から開始予定。 同日には第3シードのM・ラオニッチ(カナダ)、第5シードのR・ナダル(スペイン)らも登場する。
初戦で姿を消したティエム