ベルダスコと握手する錦織圭
錦織16強 ミス連発も後半修正
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は26日、シングルス3回戦が行われ、第2シードの錦織圭が第25シードのF・ベルダスコ(スペイン)に苦戦を強いられるも7-6 (7-2), 6-7 (5-7), 6-1のフルセットで下し、6年連続のベスト16進出。ファイナルセットではスーパーショットを披露し、会場を沸かせた。 この日、第1セットの第2ゲームで早くもブレークに成功した錦織。初戦の2回戦と同様に主導権を握るかと思われたが、トータルで48本ものアンフォーストエラーを犯すなど要所で精彩を欠き、ベルダスコに挽回の隙を与えてしまう。 その後、セットカウント1-1でファイナルセットへ突入すると、エア・ケイから背面のバックハンドボレーを決めるスーパーショットを披露するなど更にギアを上げ、2時間44分で勝利した。 4回戦では、世界ランク57位のF・デルボニス(アルゼンチン)と顔を合わせる。両者がツアー本戦で対戦するのは今回が初。 今大会、錦織が位置するボトムハーフではシード勢の早期敗退が相次いでおり、下半分では錦織以外の全シードが敗退。上半分では第3シードのM・ラオニッチ(カナダ)が3回戦を棄権、第5シードのR・ナダル(スペイン)、第13シードのJ・ソック(アメリカ)、第26シードのP・コールシュライバー(ドイツ)が同日の3回戦に挑む。 昨年のマイアミ・オープンでは大会初の決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)に敗れて惜しくも準優勝に終わったが、今大会でマスターズ初のタイトル獲得を狙う。
ベルダスコと握手する錦織圭