死闘制し初16強入りのズベレフ
死闘 3本のMPしのぎ逆転勝ち
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は27日、シングルス3回戦が行われ、第16シードの19歳 A・ズベレフ(ドイツ)が第18シードのJ・イズナー(アメリカ)との死闘を6-7 (5-7), 7-6 (9-7), 7-6 (7-5)で制して逆転勝利をおさめ、大会初のベスト16進出を果たした。 全セットでタイブレークにもつれ込む激戦となったこの試合、第2セットのタイブレークでイズナーにマッチポイントを握られるもしのぎ、セットカウント1-1に。 その後、ファイナルセットの第10ゲームでまたもイズナーに2本のマッチポイントを握られたが、そのピンチもしのぎきり3度目のタイブレークへ突入。 ここでもカウント1-4と追い込まれるが、ミニブレークバックに成功して逆転。最後はイズナーのバックハンドがラインを割り、ズベレフが2時間38分の激戦を制した。 4回戦では、第1シードのS・ワウリンカ(スイス)とM・ジャジーリ(チュニジア)の勝者と対戦する。 グランドスラムに次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で自身2度目のベスト16進出を果たした世界ランク20位のズベレフは、19歳ながらキャリア通算2勝をあげており、注目の若手選手の1人。 今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)3回戦でR・ナダル(スペイン)をあと一歩まで追い詰めたが、フルセットで惜しくも敗れた。 今大会は、初戦の2回戦でルー・イェンスン(台湾)をストレートで下して大会初の3回戦進出を決めていた。
死闘制し初16強入りのズベレフ