ラケットを破壊したズベレフ
折ったラケットをプレゼント
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は27日、シングルス3回戦が行われ、第18シードのJ・イズナー(アメリカ)との死闘を6-7 (5-7), 7-6 (9-7), 7-6 (7-5)で制して逆転勝利をおさめ、大会初のベスト16進出を果たした第16シードのA・ズベレフ(ドイツ)が試合後、自身が折ったラケットを観客席の子どもにプレゼントした。 第1セットのタイブレーク、1-4で迎えたズベレフのサービスゲームでロングラリーの末にフォアハンドをアウトしたズベレフは、怒りでラケットを破壊し、そのままこのセットを落としてしまう。 続く第2セット・ファイナルセットもタイブレークに突入する大接戦となり、ズベレフはトータル3本のマッチポイントを握られるもこれを死守。最後はイズナーのバックハンドがロングアウトし、2時間38分の激戦は幕を閉じた。 試合終了後、勝利したズベレフは自身が破壊したラケットを手に観客席へ。父親と共に試合を観戦していた子どもにラケットをプレゼントし、ラケットを手にした子どもは大喜びしていた。 4回戦では第1シードのS・ワウリンカ(スイス)と対戦する。ワウリンカは同日の3回戦で世界ランク53位のM・ジャジーリ(チュニジア)を6-3, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
ラケットを破壊したズベレフ