錦織と対戦するフォニュイーニ
錦織 次は気性荒い29歳と
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は28日、シングルス4回戦が行われ、第2シードの錦織圭が4年連続4度目のベスト8進出を果たした。準々決勝では過去2連勝している世界ランク40位のF・フォニュイーニ(イタリア)と対戦する。 29歳のフォニュイーニは気性が荒いことでも知られ、今大会の2回戦では第30シードのJ・ソウサ(ポルトガル)と試合後に口論。J・シャーディ(フランス)との3回戦ではコートの後ろに設置されている音声マイクを蹴り、ラケットを地面に投げつけるなどした。 しかし、才能豊かなフォニュイーニはキレのあるストロークを武器とし、これまでツアー4大会で優勝。世界ランキングは2014年の13位が自己最高で、四大大会では2015年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ダブルスでS・ボレッリ(イタリア)とのペアで優勝した。 また、プライベートでは2016年に女子テニスで元世界ランク6位のF・ペネッタ(イタリア)と結婚。現在、妻のペネッタは第一子の出産を控えている。 この日の4回戦でフォニュイーニは世界ランク51位のD・ヤング(アメリカ)をストレートで下し、大会初のベスト8進出を果たした。 一方、マスターズ初優勝を狙う錦織は、同日の4回戦で世界ランク57位のF・デルボニス(アルゼンチン)に苦戦するもフルセットで破り、4年連続の8強へ進出。この日は第2セットから左脚を治療するなど不安を見せたが、2時間14分で勝利を手にしている。
錦織と対戦するフォニュイーニ