BIG4が1年ぶりに集結
男子プロテニス協会のATPは28日に公式ツイッターで、5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)にA・マレー(英国)、N・ジョコビッチ(セルビア)、R・ナダル(スペイン)、R・フェデラー(スイス)のBIG4がエントリーしたと発表した。グランドスラムに次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」でBIG4が揃うのは、昨年5月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)以来 約1年ぶり。 BIG4のマスターズ勝利数は、ジョコビッチが歴代最多の30勝。さらに28勝のナダル、25勝のフェデラー、14勝のマレーと続く。 近年のマスターズでは、2012年のBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)のD・フェレール(スペイン)、2014年のロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)のJW・ツォンガ(フランス)、2014年のモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)のS・ワウリンカ(スイス)、2016年のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)のM・チリッチ(クロアチア)が優勝した4大会以外はBIG4がタイトルを獲得しており、圧倒的な強さを見せている。 昨シーズンは、ジョコビッチが122週連続で守ってきた世界ランク1位の座をマレーに明け渡した。また、膝の怪我で7大会の出場にとどまったフェデラーは2002年の10月以来14年ぶりにトップ10から転落するなど、長年男子テニス界のトップに君臨し続けていたBIG4に変化が起きた1年となった。 今季は、全豪オープン( オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)決勝でフェデラーとナダルの黄金カードが実現。現在開催中のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)では、マレーとジョコビッチが欠場しているが、フェデラーとナダルはベスト8へ進出している。 昨年のムチュア・マドリッド・オープンはジョコビッチ、その後のBNLイタリア国際はマレーが頂点に立った。 ムチュア・マドリッド・オープンは5月7日から開幕する。
昨年のジョコビッチ