4強を逃し、怪我が心配される錦織
錦織4強ならず 怪我に不安
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は29日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの錦織圭は世界ランク40位のF・フォニュイーニ(イタリア)に4-6, 2-6のストレートで敗れ、2年連続のベスト4進出とはならなかった。 錦織は前日の4回戦で左膝を痛め、度々トレーナーを呼び治療する場面が見られた。 準々決勝では左膝の状態が心配されていたが、テーピング等は施されておらず、膝よりも右手首のテーピングに不安が集まった。 過去2連勝中のフォニュイーニに対してペースを掴むことが出来なかった錦織は、序盤からミスを重ねるなど、明らかにフォアハンドに違和感があった。 ネットプレーを多用するなど、長いラリーを避けたが、元世界ランク13位のフォニュイーニにパッシングショットを決められ、1時間7分で敗れた。 今大会、ボトムハーフではシード勢が初戦で姿を消しており、錦織にとってマスターズ初優勝のチャンスだった。 しかし、初戦はストレートで勝利するも、以降はフルセットの戦いを強いられ、体力的にも苦しい勝ち上がりからベスト8へ進出していた。 今後、錦織は4月24日から開幕のバルセロナ・オープン(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)に出場予定。昨年は決勝でR・ナダル(スペイン)に敗れて3連覇を逃していた。
4強を逃し、怪我が心配される錦織