2年連続4強のキリオス
苛立ちキリオス 激闘制し4強
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は30日、シングルス準々決勝が行われ、第12シードのN・キリオス(オーストラリア)が第16シードのA・ズベレフ(ドイツ)との激闘を6-4, 6-7 (9-11), 6-3のフルセットで制し、2年連続2度目のベスト4進出を果たした。 第1セット、両者譲らずサービスキープが続き、連続でウィナーを決めたキリオスが第9ゲームでブレークに成功。第10ゲームも危なげなくサービスキープに成功してこのセットを先取する。 第2セットも互いに1度もブレークを許さない接戦からタイブレークへ突入。キリオスは、強烈なストロークでポイントを先行して3本のマッチポイントを握ったが、ズベレフの驚異的な粘りでこれを決めきれず、セットカウント1-1に。 迎えたファイナルセット、緩急を上手くつけてズベレフを翻弄したキリオスが第6ゲームでブレークに成功。2時間33分で激闘を制した。 試合を通じてズベレフに1度もブレークチャンスを与えずに勝利したキリオスだったが、審判の判定に苛立ちを見せていた。 準決勝では、第4シードのR・フェデラー(スイス)と対戦する。両者は今回が3度目の対戦で0勝1敗。今年のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)準々決勝では、キリオスが食中毒で棄権した。 マイアミ・オープンに初出場した昨年はベスト4進出を果たしたが、準決勝で錦織圭にストレートで敗れた。 一方、敗れたズベレフはBNPパリバ・オープン3回戦に続きキリオスに2連敗とし、大会初のベスト4進出とはならなかった。
2年連続4強のキリオス