初Vに王手のナダル
シューズ脱げるハプニング
男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は31日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク40位のF・フォニュイーニ(イタリア)を6-1, 7-5のストレートで下して3年ぶり5度目の決勝進出を果たした第5シードのR・ナダル(スペイン)は、プレー中にシューズが脱げるハプニングに見舞われた。 この試合、ナダルはフォニュイーニに1度もブレークのチャンスを与えずに第1セットを先取。 続く第2セットの第7ゲーム、ナダルはフォニュイーニが放ったドロップショットを処理しようと走り出したところ、右足のテニスシューズが脱げてしまい、ボールを追うのを諦めた。 その後、ナダルはシューズの靴紐をきつく締め直してプレーを再開。両者譲らぬ激しいストローク戦となったが、ナダルが第11ゲームでブレークに成功して勝利した。 決勝では、第4シードのR・フェデラー(スイス)と対戦する。両者は今回が37度目の対戦で、ナダルの23勝13敗。直近のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)4回戦では、ナダルがストレートで敗れた。 過去のマイアミ・オープンで4度決勝進出を果たしているナダルだが、未だタイトルを獲得できておらず、大会初優勝を狙う。 今大会は、初戦の2回戦でD・セラ(イスラエル)にストレート勝ち。続く3回戦では第26シードのP・コールシュライバー(ドイツ)に苦戦するも勝利し、4回戦ではN・マウー(フランス)、準々決勝では第13シードのJ・ソック(アメリカ)を退けて駒を進めていた。
初Vに王手のナダル