大坂なおみ 初の8強ならず
女子テニスのボルボ・カー・オープン(アメリカ/チャールストン、クレー、WTAプレミア)は6日、シングルス3回戦が行われ、19歳で世界ランク49位の大坂なおみは同52位のS・ロジャース(アメリカ)に4-6, 2-6のストレートで敗れ、大会初のベスト8進出とはならなかった。 第1セット、序盤にミスが重なった大坂は第1ゲームでブレークを許してしまう。第8ゲームではブレークのチャンスを掴んだが、ロジャースの深くキレのあるストロークに押されてこれを活かすことが出来ず、その後もポイント先行を許してこのセットを落とす。 続く第2セットでも互いに譲らぬストローク戦となったが、勢いに乗るロジャースに第3ゲームで先にブレークを許してしまう。大坂は第6ゲームでブレークに成功したが、試合の流れを引き寄せることが出来ず、ストレートで力尽きた。 今大会は、1回戦でJ・ラーソン(スウェーデン)、2回戦で第13シードのザン・シュアイ(中国)を破って3回戦まで駒を進めていた。 大坂はボルボ・カー・オープンに予選を含めて今年で3年連続の出場。昨年は予選を突破して初の本戦出場を果たしたが、1回戦でL・キリコ(アメリカ)に6-3, 1-6, 1-6の逆転で敗れていた。 現在は世界ランク48位で日本女子勢の1番手に位置しており、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA プレミア)では3回戦、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、プレミアマンダトリー)では2回戦進出を果たした。 一方、勝利したロジャースは準々決勝で、第11シードのM・ルチッチ=バーロニ(クロアチア)と対戦する。ルチッチ=バーロニは同日の3回戦で第7シードのK・ベルテンス(オランダ)を7-6 (7-5), 6-4のストレートで破って勝ち上がっている。
3回戦で敗れた大坂なおみ