キリオス勝利 豪4強へ王手
男子テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ準々決勝、オーストラリア対アメリカ(オーストラリア/ブリスベン、ハード)は7日、シングルス第2試合が行われ、世界ランク16位のN・キリオス(オーストラリア)が同23位のJ・イズナー(アメリカ)を7-5, 7-6 (7-5), 7-6 (7-5)のストレートで下してオーストラリア2勝目をあげ、2年ぶりのベスト4進出へ王手をかけた。 この試合、キリオスは2度のタイブレークを制して2時間24分で勝利した。 この日のシングルス第1試合では、世界ランク79位のJ・トンプソン(オーストラリア)が同15位のJ・ソック(アメリカ)を6-3, 3-6, 7-6 (7-4), 6-4で破り、1勝をあげた。 8日に行われるダブルス第1試合では、S・グロス(オーストラリア)/ J・ピアース(オーストラリア)組がS・ジョンソン(アメリカ)/ S・クエリー(アメリカ)組と対戦する。 オーストラリアとアメリカは過去に46度対戦しており、オーストラリアから20勝26敗。昨年のワールドグループ1回戦で対戦した時はアメリカが3-1で勝利した。 オーストラリアは、今大会のワールドグループ1回戦でチェコと対戦し、デビスカップ初選出となった22歳のトンプソンがシングルスで2勝をあげる活躍を見せ、2年ぶりのベスト8進出を決めていた。 オーストラリアがデビスカップで優勝したのは2003年まで遡る。その時はL・ヒューイット(オーストラリア)、M・フィリポーシスらが所属し、J・C・フェレーロ(スペイン)、C・モヤ(スペイン)らスペインを下して28度目の優勝を果たした。 元世界ランク1位のヒューイットは、2016年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を最後に現役引退。その後、デビスカップ オーストラリア代表の監督に就任した。 オーストラリアとアメリカの組み合わせは、以下の通り。 【大会1日目】 シングルス第1試合:J・トンプソン 6-3, 3-6, 7-6 (7-4), 6-4 J・ソック シングルス第2試合:N・キリオス 7-5, 7-6 (7-5), 7-6 (7-5) J・イズナー 【大会2日目】 ダブルス第1試合:S・グロス/ J・ピアース vs S・ジョンソン/ S・クエリー 【大会3日目】 シングルス第1試合:N・キリオス vs J・ソック シングルス第2試合:J・トンプソン vs J・イズナー
ヒューイットと喜び合うキリオス