2017年2月5日に行われた第51回スーパーボウルで、世紀の大逆転劇を演じてアトランタ・ファルコンズを破ったニューイングランド・ペイトリオッツだが、試合後に事件が起こっていた。この試合でMVPとなったペイトリオッツのクオーターバック(QB)トム・ブレディーが試合時に着用したユニフォームを紛失したという。

 チームメートと喜びを分かち合ったゲーム後に、トム・ブレディーがユニフォームの紛失に自ら気がついたようだ。NFLの公式サイトNFL.comでは、試合後のロッカールームでオーナーのロバート・クラフトに対して、「誰かが私のユニフォームを盗んだ」と語っている動画がアップされている。

 トム・ブレディーは延長戦に勝った後に、ユニフォームを探したが見つからなかったと主張しており、希少価値の高いユニフォームが盗難にあったものとして、テキサス州のヒューストン警察が捜査に乗り出している。

 同日にはNBAのロサンゼルス・レイカーズに所属するコービー・ブライアントの記念品盗難事件も起きている。コービー・ブラインアンの母校であるペンシルベニア州にあるローワー・メリオン高校に展示されていた、コービー・ブライアントが在学中に着ていたユニフォームなどが盗まれたことも報じられている。また同年1月には、マラドーナが1986年ワールドカップ優勝時に着ていたアルゼンチン代表のユニフォームが盗難に合うなど、歴史的希少価値の高いユニフォームの盗難が相次いでいる。日本では2016年12月に野球日本代表侍ジャパンのユニフォーム盗難騒動があったばかりで、その管理体制などを批判されていた。

【トム・ブレディー】世界有数の視聴者を誇るスーパーボウルで、世紀の大逆転劇を演じた主役のひとり。最大25点差から同点に追いつき、史上初の延長戦で勝利を収めたニューイングランド・ペイトリオッツの名クオーターバック。パス62回中43回成功、466ヤード、2タッチダウン、1インターセプトの活躍でスーパーボウルMVPを獲得している。


VictorySportsNews編集部