事件を謝罪「言い訳できない」
5日に行われた男子の国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 カナダ対イギリス(カナダ/オタワ、室内ハード)で、誤って主審の目にボールを打ち込み失格となった17歳のD・シャポバロフ(カナダ)が7日、ツイッターの公式アカウントで「僕はとてもアンプロフェッショナルで言い訳できないことをした」と、謝罪文を投稿した。 「ゲームを取られた後の瞬間的な熱で、僕は感情のコントロールを失って、ボールをコートの外に出そうとして打った」と綴ったシャポバロフ。 今回の事件は、チームの勝利がかかったリバース・シングルス第2試合、シャポバロフから2セットダウンで迎えた第3セットの第3ゲームで、デュースの末にブレークを許した場面で起きた出来事だった。 シャポバロフは怒りの末に手に持っていたボールを観客席の方向へ打ち込んだ際、ボールが誤って主審の左目に直撃。スポーツマン・シップに反する行為として、シャポバロフは失格となった。 「この件に関して言い訳はなく、この行為の全責任は自分にある。ガバス主審には大変申し訳ない気持ちでいっぱいです」と主審のガバス氏へ謝罪したシャポバロフ。 続けて「デビスカップのチームメイトと母国には負けさせて大変申し訳ない。全テニスファン、サポーター、そしてスポンサーに謝罪する」と、自身の失格によりチームが敗退したことを悔やんでいた。 最後に「自分のアンプロフェッショナルな態度を恥じており、この行為に対するいかなる結果も受け入れる。僕は今回の一件から学ぶと約束し、もう2度としないと誓う。許してもらえることを願う」と決意を綴っていた。 6日には、国際テニス連盟(ITF)から今回の事件でシャポバロフへ7,000ドル(約78万円)の罰金を科したと発表されている。 シャポバロフが失格となったことで、カナダは初戦敗退。イギリスは思わぬ形でベスト8進出となった。
事件について謝罪したシャポバロフ