ケビン・デュラントとラッセル・ウェストブルック、試合後に同じステーキハウスで鉢合わせするも言葉は交わさず
デュラントはチームで貸し切ろうとするが店主に断られる 予想通り2月11日のチェサピークエナジー・アリーナは荒れた。サンダーファンは昨シーズンまでエースだったケビン・デュラントを完全に敵視。罵詈雑言を浴びせ続けた他にも、見た目の屈強さとは裏腹に内面がソフトという意味の俗語『カップケーキ』Tシャツを作成し、試合中にもデュラントに『カップケーキ』チャントを浴びせた。 それでも罵声を力に変えたデュラントが34得点9リバウンドの大活躍を見せ、ウォリアーズが130-114で勝利。デュラントは『盟友』ラッセル・ウェストブルックと試合中に激しく言い合う場面も見られたが、試合後の会見では「これも試合の一部分」と語るに留めた。 試合後、デュラントは夕食のためサンダー在籍時代からの顔馴染みのレストラン、マホガニー・プライム・ステーキハウスを訪問。そこでウェストブルックと鉢合わせしたことを『ESPN』が伝えている。 同店はサンダーの選手やファンも頻繁に利用するステーキハウスとして知られている。デュラントは試合後、ウォリアーズの選手やスタッフを連れて食事をしようと当日の貸切予約を入れようとしたが、オーナーに断られた。 オーナーのデイブ・オズボーンは『ESPN』に対し、昨シーズンにウォリアーズがオクラホマシティで試合をした日、ライバルチームからの予約を断ったことをサンダー時代のデュラントに話したことがあると語った。 「彼には以前『ケビン、ゴールデンステイトの連中がうちの店を予約したがっていたけれど、この店は使わせないよ』と言ったんだ。その時の彼はすごく喜んでいた」 店にとってはウォリアーズの貸切予約を受け入れた方が利益が出ると考えてしまうが、あっさり予約を拒否するとは、やはりアメリカの地元愛、地域密着性は色濃い。だからこそ選手、ファンから愛され続けているのだろう。 デュラントは本来ならウォリアーズの選手というだけで入店拒否されそうなものだが、昔からの『常連』ということで来店は許されたのだろう。ただ、そこにはウェストブルックも夕食に来ていた。2人が店内で言葉を交わすことはなかったという。
写真=Getty Images