珍ドローの76位 リベンジ達成
男子テニスABNアムロ 世界テニス ・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、ハード、ATP500)は13日、シングルス1回戦が行われ、ラッキールーザーで世界ランク76位のD・イストミン(ウズベキスタン)が予選勝者で同105位のA・ベデネ(英国)に6-3, 7-6 (7-3)のストレートで勝利し、初の2回戦進出を果たした。 イストミンは12日の予選決勝で、3度あったブレークチャンスを1度も活かすことが出来ず、ベデネに6-7 (8-10), 3-6のストレートで敗れていた。 そして、第7シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)の負傷により、ラッキールーザーで本戦入りしたイストミンは、1回戦で再びベデネと対戦する珍しい組み合わせになった。 予選決勝と同じ組み合わせになったこの試合、イストミンはベデネのサービスゲームを3度破って、1時間25分でリベンジした。 2回戦では、第5シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)と世界ランク34位のM・ズベレフ(ドイツ)の勝者と対戦する。 イストミンは、ABNアムロ 世界テニス ・トーナメントに4年連続で出場していたが、初戦を突破したのは今回が初。シード勢が順当に勝ち進んだ場合、準々決勝で第3シードのD・ゴファン(ベルギー)、準決勝で第2シードのD・ティエム(オーストリア)と対戦する組み合わせ。 今季は、2回戦に進出したウィンド・エナジー・ホールディング・バンコクオープン(タイ/バンコク、ハード、 ATPチャレンジャー)でシーズンをスタート。続く全豪オープン( オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では、2回戦で世界ランク2位のN・ジョコビッチ(セルビア)、3回戦ではP・カレノ=ブスタ(スペイン)を破る番狂わせで大会初のベスト16に進出する大躍進を見せた。 昨年のABNアムロ 世界テニス ・トーナメントは、ノーシードから勝ち上がったM・クリザン(スロバキア)がG・モンフィス(フランス)を6-7 (1-7), 6-3, 6-1の逆転で下して初優勝を飾った。
全豪OP時のイストミン