トップ10から初勝利の大坂
大坂なおみ トップ10に初勝利
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は29日、女子シングルス1回戦が行われ、昨年覇者で第6シードのA・ケルバー(ドイツ)を6-3, 6-1のストレートで破る金星をあげた世界ランク45位の大坂なおみが試合後のオンコートインタビューで「この勝利は沢山の意味がある。昨年の苦しい思い出の3回戦、その思い出を振り払うことが出来た」とコメントした。 昨年、大坂は全米オープン本戦に初出場で2回戦を突破。3回戦では地元のM・キーズ(アメリカ)を相手に2度のサービング・フォー・マッチを迎えたが、逆転負けでベスト16進出を逃していた。 この日は鉄壁の守備を誇り、四大大会を2度制しているケルバーを相手に得意のストロークで真っ向勝負。 「去年と同じようにならないように、それだけを念じてコートに入った」と話す大坂は、緩急も上手く使いながら22本のウィナーを奪い、1時間4分で昨年女王を圧倒した。 大坂がトップ10選手から勝利をあげたのは今回が初。 2回戦では、世界ランク90位のD・アレルトバ(チェコ共和国)と予選勝者のR・ピーターソン(スウェーデン)のどちらかと対戦する。 最後に大坂の持ち味であるポーカーフェイスについて問われると「特に意識している。これからもいいプレーをしたい」と述べた。 日比野菜緒はC・ベリス(アメリカ)、尾崎里紗は予選勝者のD・ラオ(アメリカ)、奈良くるみはS・ソリベス=トルモ(スペイン)との1回戦に臨む。土居美咲と江口実沙は初戦で敗れた。
トップ10から初勝利の大坂