「勝利した日本にはおめでとうと言いたい」

――試合を振り返って一言お願いいたします。

「今日の結果には非常にがっかりしている。勝利した日本にはおめでとうと言いたい。私たちは期待していた結果が得られずに、非常にがっかりしています」
 
――日本のラインナップは監督の予想したメンバーでしたか? ウイングに苦しめられましたが?
 
「はい。大きく外れていませんでした。何人かの違いはありましたが。チームとしての日本のプレースタイルと予想は外れていませんでした。私たちは中盤でコントロールしたいと思っていました。そのいみではボールをポゼッションすることはできましたが、効果的な形ではできませんでした。そしてトランジションのピッチも早くなり、私たちは走らされた結果、中央のエリアを抑えることができなくなりました」
 
――ロシアW杯出場を決めるにあたり、自力で勝ち取りたいといっていました。今回実現するためには、タイとの試合で大量点が必要です。ゴールラッシュを期待するのは、最近のオーストラリアには難しいと思いますが、それができる根拠はありますか?
 
「結果的に、火曜日の試合を見ていただくしかありません。いまの私たちは勝たなければいけません。もう一つの試合次第でどうなるかが決まります。私たちはしっかりポゼッションして、パフォーマンスを示して、良い結果を待ちたいと思います」
 
――非常にインテンシティが高いゲームでした。最後にユリッチ、ケーヒルを投入しましたが、あくまでもパワープレーではなくつなぐプレーを最後までやった判断の根拠を教えてください。
 
「そういうサッカーがしたいと私たちは思っています。このフィロソフィーで優勝を目指していきたいのでその戦い方を選択しました。実際に、終盤にいくつかのチャンスはありました。しかし、それを生かすことができず、私たちの有利な方向に転がってくれませんでした」
 
――もう少し早く、その2人を投入することは考えなかったのでしょうか?
 
「もともとのゲームプランのまま、いったということです」
 
――スミス選手はクラブでも試合に出ていませんでした。その影響はありましたか?
 
「スミス選手は、90分プレーすることがあまりありませんでした。しかし、今晩のゴールは後で分析して、考察したいと思います。ただ、ゴールを決められたのは、彼の責任ではありません。それは私の責任です」

<了>


VictorySportsNews編集部