ダニエル太郎 ナダルに惜敗
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は31日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク121位のダニエル太郎は第1シードのR・ナダル(スペイン)に健闘も6-4, 3-6, 2-6, 2-6の逆転で敗れ、四大大会初の3回戦進出とはならなかった。 センターコートのアーサー・アッシュ・スタジアムで行われたこの試合、第1セットの序盤から王者ナダルと互角の打ち合ったダニエル太郎は、第9ゲームで先にブレークに成功。続く第10ゲームをサービスキープに成功して、このセットを先取する好スタートを切った。 第2セットもナダルの強打をしぶとく返球し、第3ゲームで先にブレークに成功したが、第4ゲームでブレークバックを許す。その後は互いにサービスキープが続く中、第8ゲームで再びブレークを許してセットカウント1-1に。 第3セットに入ると徐々にギアを上げてきたナダルに押されたダニエル太郎は第3ゲームで先にブレークを許すと失速し、セットカウント1-2と追い込まれる。 第4セット、観客を沸かせるプレーを見せたダニエル太郎だったが、第5ゲームでブレークされてしまう。その後も試合の流れを引き戻すことが出来ず、惜しくも逆転負けを喫した。 3年ぶりに全米オープン本戦に出場したダニエル太郎は、1回戦で世界ランク159位のT・ポール(アメリカ)をフルセットで破り、大会初勝利をあげていた。 今季はエストリル・オープン(ポルトガル/エストリル、レッドクレー、ATP250)で約3年ぶりにツアーベスト8進出を果たした。 一方、勝利したナダルは、3回戦でラッキールーザーのL・メイヤー(アルゼンチン)と対戦する。メイヤーは2回戦で世界ランク44位の杉田祐一を逆転で下しての勝ち上がり。
ナダルに惜敗のダニエル太郎