3回戦進出を果たした大坂なおみ
大坂、重圧乗り越え3回戦へ
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は31日、女子シングルス2回戦が行われ、世界ランク90位のD・アレルトバ(チェコ共和国)をフルセットで下して2年連続の3回戦進出を果たした同45位の大坂なおみは、試合後の会見で「今日はあまり調子が良くなかったから、気持ちだけだった。ちょっとプレッシャーもあった」と重圧を乗り越えての勝利だったことを明かした。 初戦で19歳の大坂は、昨年覇者で第6シードのA・ケルバー(ドイツ)を破る金星をあげた。この日は第1セットを先取する好スタートを切るも、第2セットはアレルトバの強打に押されてセットカウント1-1に追いつかれた。 ファイナルセットは第10ゲームのサービング・フォー・ザ・マッチを決めきれなかったが、第11・第12ゲームを連取して1時間52分で勝利した。 「ケルバーを倒して最初の試合だったから、勝たなければいけないという期待を感じていた。でも言い訳は言いたくない。今日はコートへ歩いていると、通路が本当に長く感じて、色々考えて始めてしまった。それでも、最終的には勝てた」 3回戦では、予選勝者のK・カネピ(エストニア)と対戦する。元世界ランク15位のカネピは2回戦でY・ウィックマイヤー(ベルギー)をストレートで下しての勝ち上がり。 大坂は「1回戦でケルバーと対戦すると分かってから、ドローは見ていない。これまでは、そうやって上手くいっている。コーチより彼女(カネピ)のことを知っていると思うから、コーチとたくさん話をするつもり」と四大大会初のベスト16進出へ意気込んだ。
3回戦進出を果たした大坂なおみ