2017年1月28日、テニスの全豪オープン、女子シングルス決勝が、メルボルン・パークで行われた。第2シードのセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)が、第13シードのビーナス・ウィリアムズ(アメリカ)を破り、姉妹対決を制した。2年ぶり7度目の優勝となった。

 第1セットの第3ゲーム、セリーナはラケットを折ってしまうアクシデントがありながらも、セットを先取。第2セットでは、見事なリターンエースを決め第7ゲームでブレークし、6―4、6―4のストレートで勝利した。

 セリーナ(35歳)は、4大大会の通算優勝が23回となった。これにより、記録22回で並んでいたシュテフィ・グラフ(ドイツ)を抜き、1968年の4大大会オープン化以降では、単独最多となった。また、自身の持つ昨年のウィンブルドンでの4大大会の最年長優勝記録も更新した。

 男子シングルス決勝のロジャー・フェデラー(スイス)vsラファエル・ナダル(スペイン)は、本日29日、日本時間17時30分(現地19時30分)に同会場で行われる。

【用語解説】
[セリーナ・ウィリアムズ]
セリーナ・ジャメカ・ウィリアムズ(Serena Jameka Williams、1981年9月26日-)は、アメリカ・ミシガン州サギノー出身の女子プロテニス選手。175㎝/70㎏、右利き。5歳からテニスをはじめ、14歳でプロに転向。男女を通じ、シングルス・ダブルスともに「キャリアグランドスラム」を達成した唯一の選手。グランドスラム合計優勝回数は、男女通じて現役1位。姉ビーナスとのダブルスで4大大会を全制覇。2017年、全豪オープンの優勝により、4大大会の通算優勝の回数が23回となり、1968年の4大大会オープン化以降、単独最多となった。


VictorySportsNews編集部