泡が必ず弾けるように、ブームも必ず弾けるもの — 2020年の終焉を見据えたスポーツマーケティング
日本のスポーツブームは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックでピークに達し、そして弾けることになるはずです。 泡が必ず弾けるように、ブームも必ず弾けるものです。問題はブームが去ったあと、マーケットがシュリンクしていく中で、どのようにしてブームの前と後で違う景色をつくることができるか、右肩上がりの成長曲線を描くかということです。 ブームが弾けるのが避けられない以上、そのときになってあたふたと騒ぐのではなく、今から“タネ”を撒き続けておく必要があります。そして、その“タネ撒き”というのは、第1回に「もし、野球のことを本当に考えるのであれば、子供たちが野球をやる環境を整え、20年後の未来までつくり出さなければいけません」と記したように、ひとつの具体的なこととしては未来に向けた子どもたちへの投資になります。

版権: solerf / 123RF 写真素材