ナダル 1位は昨年考えられず
男子テニスの最終戦であるNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は初日の12日、世界ランキングで4年ぶり4度目の年間最終1位に輝いたR・ナダル(スペイン)のセレモニーが行われた。 この日、第2シードのR・フェデラー(スイス)と第8シードのJ・ソック(アメリカ)のシングルス予選ラウンドロビン後にセンターコートへ登場し、トロフィーを受け取ったナダルは「とても素晴らしいシーズンだった。昨年にけがをしてしまった時、このトロフィーを手にすることは考えられなかった。家族とチームがいなければ、今日僕はここにいなかった」と感謝の気持ちを伝えた。 今シーズン、ナダルは得意のクレーコートで24勝1敗と圧倒的な強さを見せ、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を含む6大会で優勝。 ATPファイナルズで初の頂点を狙う31歳のナダルはグループ・ピート サンプラスに入り、13日の初戦で第7シードのD・ゴファン(ベルギー)と対戦する。 今大会はグループ・ピート サンプラスとグループ・ボリス ベッカーに分かれ、各グループの4選手が総当り戦を行う。各グループの上位2名が決勝トーナメントへ進出し、1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。 獲得ポイントは予選ラウンドロビンで1勝する毎に200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。 【グループ・ピート サンプラス】 (1)R・ナダル (4)D・ティーム(オーストリア) (6)G・ディミトロフ(ブルガリア) (7)D・ゴファン 【グループ・ボリス ベッカー】 (2)R・フェデラー (3)A・ズベレフ(ドイツ) (5)M・チリッチ(クロアチア) (8)J・ソック
年間最終世界ランク1位のナダル