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永久追放 試合中に差別発言
全米大学体育協会のNCAA ディビジョンⅠ(1部リーグ)に所属するアパラチア州立大学は29日、テニス部のスペンサー・ブラウンを永久追放することを発表した。 事の発端は28日に行われたアパラチア州立大学とノースカロライナA&T州立大学の試合で、スペンサー・ブラウンが差別発言をしたとして、対戦相手でノースカロライナA&T州立大学のジョン・ウィルソン3世がツイッターで告発した。 ジョン・ウィルソン3世は他の差別発言もあったとした上で、スペンサー・ブラウンに「俺は最低でも自分の父親を知ってる」と言われ、相手コーチからも差別的な皮肉をかぶせられたと明かした。 アパラチア州立大学は声明で、スペンサー・ブラウンをチームから即刻で永久追放すると発表、今回の事態を「軽蔑的で攻撃的」と批判した。ノースカロライナA&T州立大学とジョン・ウィルソン3世ら選手たちには謝罪するために連絡を取ったという。 差別発言を許さなかったジョン・ウィルソン3世は「みんな助けてくれてありがとう。これは僕が黒人のテニス選手としてずっと戦ってきたことだ」と締めくくった。
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