NBAの『50人の偉大な選手』、現役選手ではレブロン・ジェームズが2位、ステフィン・カリーが19位にランクイン
多くの現役選手が『50人の偉大な選手』に選出される 1996年、NBAは50周年を記念して『50人の偉大な選手』を発表した。それから20年、時代の推移とともにNBAは新たなスターを続々と輩出している。ニューオリンズでオールスターゲームが開催されるこのタイミングで、『CBS Sports』が新たな『50人の偉大な選手』を発表した。 以前のメンバーから19人が入れ替わった『偉大な選手』の中で、現役の選手を何人かピックアップして紹介したい。 50位 カワイ・レナード(スパーズ) このリストの中で最年少となる25歳での選出となった。2度の最優秀守備選手賞とファイナルMVPを受賞し、すでにマイケル・ジョーダンと比較されるなど、リーグを代表するオールラウンドプレーヤーの一人となっている。 25位 ドウェイン・ウェイド(ブルズ) 3度のNBAチャンピオンに輝き、ジョーダン、コービー・ブライアントに次ぐ歴代3位のシューティングガードとの呼び声が高い。現在35歳、長年プレーしたヒートを離れて現役キャリアの締めくくりにかかっているが、もはや殿堂入りが確実視されている。 24位 ケビン・デュラント(ウォリアーズ) 4度の得点王、シーズンMVPを受賞し、カンファレンスファイナルまでチームを導くこと4回。2013年にレブロン、ウェイド、クリス・ボッシュら『スリーキングス』を擁するヒートにファイナルで勝利していれば、あるいは昨年にウォリアーズを破っていれば、さらに評価を高めていただろう。彼に足りないのはNBA優勝の称号のみ。ウォリアーズへと新天地を求めた今、それは手の届くところにある。 19位 ステファン・カリー(ウォリアーズ) 2016年、402本の3ポイントシュート成功という前人未到の記録を打ち立て、2年連続でシーズンMVPを受賞した現在のNBAにおける『顔』と呼ぶべきプレーヤー。ここ3年の成績は目を見張るものがあり、スターに相応しい『カリスマ性』も備えているが、まだ他の上位選手に比べて活躍している期間が短いということでこの順位になった。 2位 レブロン・ジェームズ(キャバリアーズ) 4度のMVP、3度のNBAチャンピオンに輝き、いずれもファイナルMVPを受賞。昨年6月に行われたNBAファイナルの1勝3敗からの逆転劇は記憶に新しい。背中に彫られた『The Chosen One』(選ばれし者)のタトゥー通り、マイケル・ジョーダンを脅かす唯一の存在となっている。 1位に君臨し続けるのは『神様』マイケル・ジョーダン 現役選手のレブロン・ジェームズが2位に食い込んだが、時代の変遷にかかわらず『オールタイム・レジェンド』の1位に選ばれたのはマイケル・ジョーダンだ。自身の素晴らしいパフォーマンスとタイトル獲得だけではなく、NBAの地位を大幅に引き上げ、バスケットボール自体も変えたジョーダンの1位には異論の余地がない。3位には1960年代に3年連続MVPに輝いたシクサーズのウィルト・チェンバレンが入った。 近年に引退したプレーヤーでは、ティム・ダンカンが7位、シャキール・オニールが9位、コービー・ブライアントが10位、ケビン・ガーネットが15位にランクインしている。 惜しくも50人には選ばれなかったが『ネクスト10』という形で、トニー・パーカー(スパーズ)、ラッセル・ウェストブルック(サンダー)、ジェームズ・ハーデン(ロケッツ)、マヌ・ジノビリ(スパーズ)といった現役選手が名を連ねている。
写真=Getty Images