伝説のナックルボーラーフェルナンデス
ナックルボーラーと聞いてカープファンが真っ先に思い浮かぶのは、このジャレッド・フェルナンデスだろう。2007年にブラウン監督が呼び寄せた、太っちょで愛嬌たっぷりのフェルナンデス。当時カープファンはほぼナックルしか投げないというピッチングスタイルに、ロマンしか感じなかったものである。さらに話題性にも事欠かないフェルナンデス。飲酒ピッチングをした経験があることを暴露したかと思えば、キャンプ中東国原氏に出会えていたく感激。というのも、フェルナンデスのアメリカの地元では「風雲たけし城」が放送されており、東国原氏はTVスターだったというのだ。フェルナンデスの口から「風雲たけし城」という単語が出てくるなど、誰が想像できただろうか。
伝説のフェルナンデスグッズ
そんなユニークすぎるフェルナンデスを語る上で欠かせないものがこちら。伝説のカープグッズ「フェルナンデスふんどし」である。ナックルボールの使い手として「球(タマ)が揺れる」という表現に引っ掛けて作られたこのふんどし。魔球と書かれたふんどしではあったが、ギリギリまで二つの「タマ」が書かれた案もあり直前で回避されたとか。この「フェルふん」を皮切りにカープ商品開発部はユニークロードをアクセル全開で走り始めたのである。
しかしそんなカープファンの興奮をしっかりと冷ましてくれるフェルナンデス。デビュー戦で10失点。その後も天候にすぐ左右され、盗塁され、先発に中継ぎにとドタバタのうちにシーズンは終わってしまったのであった。その後カープを解雇されたフェルナンデスは母国へと帰ってしまった。
現在のフェルナンデス
現在は母国で暮らすフェルナンデス。そんなフェルナンデスの今はFacebookにて知ることができる。
なんとカープの入団会見の時の写真を使用している。カープファンはこのようなことで異常にテンションが上がってしまう。そしてフェルナンデスの現在の姿はこちら。
なかなか恰幅がよくなっている。現在フェルナンデスは45歳。10年前105キロあった体重もだいぶ増えていると思われる。奥様とコスプレをしたり、人生を謳歌しているフェルナンデス。現在のフェルナンデスがもっともはまっている趣味はこちらだ。
そう、ハントである。恐ろしいほど大量の鴨をハンティングしているフェルナンデス。若干引くほどだ。これ以外にもハンティングを楽しむフェルナンデスの写真が大量に投稿されている。そして何より目をひくのは息子様の写真だ。とにかくフェルナンデスに激似である。
いかがだろうか。もうほぼフェルナンデスと言っていいだろう。ナックルボールが揺れないフェルナンデス、野球を選択しなかったパラレルワールドのフェルナンデス。そんな声も聞こえてくる。
現役時代もそうだったが明るく人生を楽しんでいる人は、どこに行ってもこのようにいい笑顔でいるものだ。現在は仕事に趣味に、そして家族にと「揺れる」ことなく安定した生活を送っているフェルナンデス。いつの日か自身の「ふんどし」からだいぶ進化した、カープの「キャッチャーのサインが股間に描かれている赤パンツ」をプレゼントしたいものである。