メジャー通算241本塁打ジェシー・バーフィールド

 プロ野球ファンならば誰もが覚えているだろう。その長打力、強肩はメジャー級。打席に入ればお尻を突き出した独特すぎるバッティングフォームで、見るもの全ての心を鷲掴みにしたバーフィールド。バーフィールドという名前も誰もが口ずさみたくなる名前であった。あまりにインパクトが強すぎたため、今でもGoogleに「巨人 バー 」と入れると一番上に表示されるほどだ。(「バーンサイド」より上)そんなバーフィールドが巨人へ入団したのは1993年。長嶋茂雄監督一年目、さらに長嶋一茂氏が巨人軍の一員となった記念すべき年ある。

 メジャーリーグ通算241本塁打の強打強肩のバリバリメジャーリーガーとして鳴り物入りで巨人に来たバーフィールドであったが、そのデビューは衝撃的であった。あの大魔神佐々木主浩からのツーランホームラン。巨人ファンはそのパワーに酔いしれ、カープ以外の他球団はバーフィールドを超要注意人物としてマークした。(カープは自分たちのことで手一杯だった)バーフィールドの名はすぐに日本野球界に轟いたのだった。

輝かしい野球人生のバーフィールド

 1977年にブルージェイズに入団したバーフィールドはすぐに頭角を表し、1982年には18本塁打を記録。1985年には2割8分9厘27本塁打を記録しチーム初の地区優勝に貢献。翌年にはオールスターに選ばれると、40本塁打の記録を打ち立てホームランキングとなるのであった。(この時チームメイトだったモスビーとは後に巨人でチームメイトとなる)守備力にも定評があり、その肩はメジャーのなかでもトップクラスという評価を受けていた。1989年には名門ヤンキースへ。同年25本の本塁打を記録する。メジャー通算12年という素晴らしい選手であった。

その後のバーフィールド

 衝撃的なデビューを果たしたバーフィールドではあったが、その後日本人投手の執拗な変化球責めに合い三振の連続。長打は出るものの打率は2割1分5厘という助っ人としてはあまりに頂けない数字を残し、自由契約となってしまう。その後アストロズ、シアトル・マリナーズのコーチとなったバーフィールド。一体現在はどうしているのだろうか。

 今回も様々なSNSでしらみつぶしにバーフィールドを検索。あのバーフィールドも今や58歳。コーチも1999年を最後に就任してはおらずどこにいるかも不明である。とその時であった、なんとTwitterにジェシー・バーフィールドの名前が!しかもなんと公式バッヂまでついているではないか!湧き上がる気持ちを抑えきれずそのTwitterをのぞいて見ると、そこには生き生きと素晴らしい笑顔で人生を楽しむバーフィールドがいた。

バーフィールドのTwitter

 フォロワーも現在37500人ほどいるバーフィールド。更新も1日に何度もするほどTwitterを楽しんでいる。こちらが現在のバーフィールドである。

 とても元気そうなバーフィールド。一緒に写っているのはお孫さん。なんとも幸せそうな雰囲気が伝わってくる。では現在バーフィールドはどのような仕事をしているのだろうか?

 なんと現在古巣ブルージェイズでコーチとして勤務するバーフィールド。(ブルージェイズの選手育成プロジェクト T12の育成選手と話すバーフィールド)人望も厚いようで忙しい毎日を送っているのだ。

 さらに輝かしいバーフィールドの栄誉の数々を飾る自宅もTwitterに掲載されている。こちらがその自宅だ。

 素晴らしい記念品の数々である。ほとんど博物館だ。そのほかにも事あるごとに他人への感謝をツイートするバーフィールド。現在もたくさんの人に愛されている様子が存分にわかるのである。

 最後に「クリスマスツリーを飾り付けて満足気なバーフィールドのお孫さん」の写真を見てお別れだ。皆様にも暖かい気持ちで年を越して頂ければ幸いである。


ザ・ギース尾関高文