はやくテレビさんの元気な声がききたい!
ベイスたんは、ドキドキしながらテレビさんの電源を入れました。
「そう、機械的な問題というより、心理的な問題や」
家電の神さまは困ったように言いました。
「あ、あ、かでんのかみたま、それも治してあげてほしいやよ!(ぴょん、ぴょん、)」
「うっはー、それはムリな相談や! 機械的にはすでに治ってる状態やからな。治ってるものを治すなんて、食べ終わったシウマイを、もっぺん食べるみたいなもんやんか」
「あ、あ、そんな……うそやよ!(がーーん)」
ベイスたんは目の前が真っ暗になりました。
「せやけど、諦めるのはまだ早いで」
「!」
過去の「たのしかった記憶」にひもづけられるような体験をすれば、テレビさんの記憶は一気に戻る――
だとすればそれは“ベイスターズのクライマックスシリーズ進出”をもう一度この目で見届けるより他はない……!
そして――
混沌としてきたセントラルの3位争い。
不可能にも思えたベイスターズのCS進出は、いま現実のものとなりつつあります。
さあ、行こう。約束の場所へ!
テレビさんのためにも…!!
GOGO ベイスターズ!!
☆次回は24日(月)の更新です