錦織 不満爆発でラケット折る
男子テニスのリオ・オープン(ブラジル/ リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)は21日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク76位のT・ベルッチ(ブラジル)に4-6, 3-6のストレートで敗れ、2015年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以来 約1年半ぶりの初戦敗退を喫した第1シードの錦織圭は、第1セットを落とした時に不満を爆発させてラケットを折った。 この日の第1セット、地元のベルッチを後押しをする声援の中、錦織は激しいラリー戦を見せたが、第9ゲームでブレークを許してしまう。続く第10ゲームではベルッチにサービスキープされるとフラストレーションを爆発させ、ラケットを地面に叩きつけてしまった。 第2セットも勢いに乗るベルッチに第1ゲームでブレークされた錦織だったが、第4ゲームでブレークバックに成功し、ゲームカウント2-2に追いつく。しかし、その後はミスを連発し、第9ゲームで3本のマッチポイントをしのぐも、4本目では最後ボレーがアウトし、ストレートで敗退した。 今年は4連覇をしていたメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード、ATP250)を欠場し、アルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、ATP250)とリオ・オープンへの出場を決断。アルゼンチン・オープンは決勝へ進出したが、A・ドルゴポロフ(ウクライナ)に敗れて準優勝だった。 今大会はシード勢が1回戦で敗れており、錦織の他に昨年覇者で第3シードのP・クエバス(ウルグアイ)、第6シードのD・フェレール(スペイン)、第7シードのP・ロレンジ(イタリア)、第8シードのJ・ソウサ(ポルトガル)が初戦で姿を消した。 一方、勝利したベルッチは、2回戦で世界ランク85位のT・モンテイロ(ブラジル)と対戦する。
初戦敗退を喫した錦織圭