怒り爆発 壁にラケット刺さる
男子テニスのリオ・オープン(ブラジル/ リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)は22日、シングルス2回戦が行われ、第5シードのA・ラモス=ヴィノラス(スペイン)に2-6, 3-6のストレートで敗れた世界ランク45位のF・フォニュイーニ(イタリア)は試合中にフラストレーションが溜まり、怒りで投げたラケットのグリップエンドが壁に突き刺さるハプニングが起きた。 この試合、5本のダブルフォルトを犯すなど精彩を欠いたフォニュイーニは、ラモス=ヴィノラスに5度のブレークを許して1時間19分で敗れた。 29歳のフォニュイーニは、以前にも試合中にラケットを破壊、さらに問題発言等の行為により罰金を受けるなど、気性の荒い選手として知られている。 昨年6月には、2015年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を制したF・ペネッタ(イタリア)と結婚。7月のコンズム・クロアチア・オープン(クロアチア/ウマグ、クレー、ATP250 )で2年5カ月ぶりにタイトルを獲得し、クレムリン・カップ(ロシア/モスクワ、ハード、ATP250)でも決勝に進出するなど好調のシーズンを送った。 しかし、今季は1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で2回戦敗退、アピア国際(オーストラリア/シドニー、ハード、ATP250)とアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、ATP250)では1回戦で敗れるなど、早期敗退が続いている。 一方、勝利したラモス=ヴィノラスは、準々決勝で予選勝者のN・キッカー(アルゼンチン)と対戦する。 第1シードの錦織圭は前日の1回戦で、世界ランク76位のT・ベルッチ(ブラジル)に、アウェーの中で4-6, 3-6のストレートで敗れ、2015年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以来 約1年半ぶりの初戦敗退を喫した。
ストレート負けのフォニュイーニ