17歳が第4シード下す金星
女子テニスツアーのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(UAE/ドバイ、ハード、WTAプレミア)は22日、17歳で世界ランキング70位のC・ベリス(アメリカ)が第4シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)に6-4, 2-6, 6-2のフルセットで勝利する金星をあげ、大会初のベスト8進出を果たした。 この試合、1度もブレークを許さず第1セットを先取したベリスは、第2セットを落としたものの、最終セットでラドワンスカのサービスゲームを3度破って1時間52分で勝利した。 準々決勝では、第10シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)と対戦する。両者は今回が初の対戦。 前週のカタール・トータル・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTAプレミア)で準優勝している好調のウォズニアキは、1回戦でD・カサキナ(ロシア)、2回戦でV・ゴルビッチ(スイス)、3回戦でK・ボンダレンコ(ウクライナ)を下しての勝ち上がり。 ベリスは、2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に当時15歳で本戦に出場し、2回戦進出。昨年の全米オープンでは予選を突破して、3回戦進出を果たした。ツアー優勝こそ無いものの、これまで下部大会で7つのタイトルを獲得している期待の若手選手。 前週のカタール・トータル・オープンでは、予選2回戦でS・ゼン(中国)に敗れた。 敗れた世界ランク6位のラドワンスカは、準優勝を飾ったアピア国際(オーストラリア/シドニー、ハード、WTAプレミア)以降、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では2回戦敗退、カタール・トータル・オープンでは初戦敗退と早期敗退が続いている。
金星をあげたベリス